梨譜
引用
『梨譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-07799)
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ID
M2005033016353323231
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
梨譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 052 梨譜
巻次
052-115
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
【和訓栞 十九】、○なし、梨を訓せるハ奈子の音を謬用うといへと中酸の義にてこそ磐梨郡を倭名鈔にもいはなすとよめり○水なしハ消梨也、又青なしあり、共に賞すへし、観音寺、松尾ともによろし、堅なしハ棠梨也、こわんこともいふ、あまなしハ加冬梨也、又島なしあり、実少さく赤し○日本紀に木梨あり、今も一種とす、本草榠櫨の一名に見えたり、樹別に紫花梨あり、本草にも見ゆ、美濃山中に姫なしあり、形円くちひさし、冬に至り食へし○新撰六帖に夏梨あり、秋をもまたぬとよみたれは夏より熟するなるへし、酉陽雑俎に曹州出夏梨と見へたり○伊勢飯野郡に一株の古木ありてならすなしといふよて嫁〓なとの時樹下を避て通行せすといへり、枝葉甚梨に似てちいさし、山なしなるへし、実も梨にて丸く至て小也、ならぬにハあらす、叡山の西坂に不実の柿ある事、元亨尺書に見ゆ○枕草紙になしの花世にすさましくあやしき物にて云云、もろこしにかぎりなき物にて文にもつくるなる云云といへり、和漢風俗の異あれハ其好尚する所もまたかハれり/梨餻(カセイタ)〈東京府南品川駅〉、十年博覧ノ、岩崎――、製法、梨実ノ皮ヲ剥キ去リ、擦却シテ砂糖三分一ヲ和シ、鍋ニ投シ煎熬シ、適宜ニ煉リ、框底ニ銅板ヲ敷キ、其中ヘ傾瀉シテ凝セシム、漸次ニ盤底ヲ沈定スルトキ之ヲ日ニ乾シテ貯ヘ、其糟粕モ亦食用トナス、然レドモ未何等ノ効アルヲ審ニセス
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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