漆樹科
引用
『漆樹科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-05750)
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ID
M2005033015554619200
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
漆樹科
別タイトル / 旧書名
Vol. 035 漆樹科
巻次
035-054
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
郷名カツキ、一名五〓、木塩、天塩、塩膚子、塩梅子、塩梂子、後人譌為五倍、酸〓、麩奴塩、塩麩子、●蔵器曰塩麩子生呉蜀山谷樹状如椿七月子成穂粒如小豆上有塩似雪可為以羮用嶺南人取子為末食之酸鹹止渇將以防痺、●時珍曰膚木即構木東南山原甚多木形如椿其葉雨々対生長而有歯回青背白有細毛味酸正葉之下節々雨辺有直葉貼茎如箭羽状五六月開花青黄色成穂一枝累々七月結子大如細豆而扁生青熟微紫色其核淡緑状如腎形核外薄皮上有薄塩小児食之滇蜀人采為木塩葉上有虫結成五倍子八月取之、詳見虫部後魏書云、勿吉国水気鹹凝塩生樹上即此物也、別有咸平樹鹹草酸角皆其類也、附見子左、咸平樹、真臘国人不能為酸但用、鹹平樹葉及莢与子為之、●大和本草曰、五倍(フシ)子、塩麩(ヌルテ)子ハ漆樹ノ如シ、又椿ニ似タリ、葉ハ秋紅也、実一処ニ多ナル、其上ニ塩ノ如ナルモノアリ、是虫ノ所吐木塩ト云、其葉虫ノヤトアリ、漸結シテ大ニナルヲ五倍子ト云、五倍子ハ功能甚多シ、本草ニ詳ナリ、又塩膚子ト云、和名フシト云モ塩ノ字ヲ略シテ膚子ト称スル歟、●用薬須知五倍子ノ條ニ塩麩子(ヌルデノキ)トノセタリ、●一本堂薬選五〓木即塩麩子樹俗呼奴鬼垤(ヌルデ)/○かつのき、万十四、十六、あしからのわをかけ山の加豆のわをかつさねもかつさかすとも{【動植名井】、朱書}美行、○みみふし、和伝、五倍子、美々不之、○〓木、ぬるでのき、○尾張及上総にてのての木と云、上野及信濃にてをかどのきと云、陸奥及越前相模にて、かつの木と云、是は勝軍木といふによりの名なるへしなを説有、奥ノ津軽にてこまきと云、天台真言宗等の僧徒護摩を修行するに此木を用ゆ故に名つく、{【物類称呼】、朱書}
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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