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漆樹科

引用
『漆樹科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-05645)
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ID
M2005033015534218991
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
漆樹科
別タイトル / 旧書名
Vol. 034 漆樹科
巻次
034-071
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
一、せしめ漆の取やうは若木のうるし性其強しけれ、取られも■はき也、うるしの木の枝をくだのやうに切て水につけ置は脂のやうに出る也、それを満て漆にする也、何れもうるしは木のやに也、外の木に脂はうるしのことくにつかはれざる也、せしめの外は何れもたて木にて切めをつけ置は脂か出る也、是をかきとり満てうるしとわかる也、夫故うるしを取事を漆をかくといふ也、■の気に入てうるしをかく事也、八月からうるしを別してよしと云、一、せしめは色薄白く少黄めなるは交りなき真のもの也、国々江戸よりおくり出し、又は其前よりも売出有也、田舎にて高売■■、せしめは灰墨を見合加へて弥すみ色にして売也、又は三河うるしの赤ものといふを加へ、伊勢うるしのおそといふを加へて売る也、性弱して強事にはつかひて能く吟味をしてつかふへき事なり、一、伊勢漆といふはいせの国より出ていせはや、いせおそと云てせしめにつつきたる上うるし也、おそい若木のうるしはやは、おす木のうるし也、おそいせしめの代に職人多くつかふ事也、京・大阪・近江・いせの職人せしめの代につかふ、せしめのやうに其強事はなけれ共、地をつきりて■ひにももろしたへよし、尾州にもおくり成してつかふ事也、江戸には無之、はやはつかひ■■ものにしてうれはやき
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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メタデータのライセンス
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