槭樹科

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紅葉、土何土にてもよし、肥なし、植様【通賢花壇抄】、夏の中山紅葉の根をほりて、よこたてにさしたる根切すて、本のことくうゆれば、秋になりて、よくもみちするものなり、小倉山：切込あさく大い也、こまかきからめたくさんあり、高雄：切込小かく切たるは、ひろくからめ多くあり、八染：葉ちいさく切こみふかくめ出しあかし、笠取：をくら山のごとくにて、切込少しすくなし、赤地錦：春のめ出しはしほより赤し、切こみ深くは細し、手向山：切こみ小さく、日出しより、夜まて色かはらず、名月：葉大きく青し、秋は黄色と紅色あり、ときは：切こみあさく、秋そめず、さ本山：め出し少し、いろあり、奥州したれ：色紅紫きりこみ小かく、秋もよし、立田：常の楓とおなし、秋はいろ猶よし、切錦：切込ふかくあさのはのごとく、秋のはうこんと紅、袖乃内：秋はさまさまにそめる也、しがらみ：つねはうす色、秋はうこん、侘人：葉細長く、へりに薄赤く、かすり秋はさのみもみぢせず、青ば：葉形つねのと同じ、もみぢ遅し、鹿もみぢ：かき色、秋はいろ大がいなり、しぐれ：秋色よし、待風：つねも秋とおなし、秋は猶色よし、かぎり：葉のまはり紅にて小く見へ、中青し、業平：め出し紅秋もめ出しとおなし、九重：きり込多く、秋の色さまざまなり、紅乃波：常青くそめたるときは紅なり、朝露：め出しより秋まて、薄むらさき