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橙橘科 橘譜

引用
『橙橘科 橘譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-04020)
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ID
M2005033015234315792
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
橙橘科 橘譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 020 橙橘科 橘譜
巻次
020-134
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
かふち、かふちは旧くより枸櫞の字をよめり【本草和名】今これを円仏手柑といふ、其顆頗る仏手柑に似て、形円なるを以て、なの葉は木犀葉に似て、香気有、凡橙柚の類は皆葉の本に小葉ありて、これには小葉なく、樹に刺あり【本草啓蒙】岡村尚謙の家にある所の物は、其葉淡緑色にして厚く、周囲に細鋸歯あり、四月の頃、枝梢に五弁の白花を開き、蕊中実を結ふ、長するにしたがひ、顆頭垂れ下りて、瓜の如し、西出にては、其長さ一尺四五寸に及ふものありといへとも【橘録】皇国のものは長さ四五寸囲み三四寸を限りとす、其皮若橙而光沢可愛肉甚厚切如蘿蔔【図経本草】それを横に薄く切り砂糖に漬たるを仏手柑漬といふ【本草啓蒙】或は蜜煎鼓淹とす【大和本草】、此顆芳香久に耐るを以て、これを香円と名つく【橘録】また枸櫞といへるは、枝間に刺あるによれるの名なるへし、扨古へこれをかふちといへるは、枸櫞一つに香櫞に作れは【櫞音緑和名鈔】にみえたり、古の俗その字の訓をもてよひしなり【東雅】この樹今ある所のものは、多くは、種樹家接成の矮小なるもの
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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メタデータのライセンス
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