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錦葵科

引用
『錦葵科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-02848)
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ID
M2005033015013413479
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
錦葵科
別タイトル / 旧書名
Vol. 008 錦葵科
巻次
008-077
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
本草に暗らきゆへの事なり、蕣も槿も一物なり、時珍か釈名に委しけれは見るべし、草に従ひし文字故杜(ヴ)撰の事をいふなり、和漢ともに草木鳥獣虫魚人ともに草々いふ事通称也、されば本草と云て皆篭れるにて知るべし、古事紀、旧事紀などに民人を蒼生と書て何をひとぐさと読来れるにても知るべし、茱茰茗茶(シュユメイサ)の類木にして草にしたかふ、桔梗は柔にして木に従ふ推(ヲシ)てしるべし、又朝顔といふに草木虫の三種あり、吾か著す所の朝顔の弁に委しけれは爰に略す、槿蕣の文字いにしへのあさかほにして木槿の事也と心得べし、今の牽牛子のあさかほに用ゆべからず、又牽牛子を午(ゴ)と書人あり誤也、牛の古音五(コインゴ)也、日本の音は多く朝鮮国の博士より伝へ来れり、今も朝鮮にては牛(ギウ)を五(ゴ)といふ也、仏書又同し漢土中古よりその音をあやまりしと見へて今は牛を及と呼也、仏書と医書に本音の古きは伝へたる事多しと知るべし、又牛を五と呼は呉音にして医書は漢呉両音を用ゆるなればなりといふ人あれどそは前後の一切経音義に音発見へず、漢呉同音なるに疑ひなし、是等色々に説を付る人あれは心得らるべし、保元以来日本儒学衰へて仏家に博識のありしと見へたり、されは乱世の頃は音発漢呉両音医書によらず
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
コンテンツ(画像等)のライセンス
メタデータのライセンス
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