山茶科
引用
『山茶科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-02425)
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ID
M2005033014531112676
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
山茶科
別タイトル / 旧書名
Vol. 003 山茶科
巻次
003-012
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
本綱喬木、石瓜、詳ナラズ、モツコクニ充ル説近シ、モツコクハ日州ニテポツポウト云フ、庭際ニ多ク栽ユ、葉ハ菌芋葉ニ似テ闊ク厚シ深緑色ニシテ光アリ互生ス、冬ヲ経テ凋マズ茎赤シ、夏枝梢ニ花ヲ開ク、形瑞香花ノ如シ、四弁ニシテ厚シ色白シ、衰テ黄色ニ変ズ、後実ヲ生形桃葉珊瑚実ノ如シ、熟スレバ自ラ四ツニ裂テ内子見ハル、其皮厚キ故甜瓜ヲ四ツニ切タル形ニ似タリ、大抵集解ニ説ク所ニ近シ、然レドモ的当ニ非ズ、モツコクハ四時常ニ紅葉ヲ雑故ニ古人西京雑記ノ葉一青一赤望之班馼如錦繍ノ文ニ因リテ丹青樹トス、然レドモ述異記ニ上有五色葉俗ニ五采樹ト云寸ハ丹青樹ニハ当リガタシ/{アカシノキ、八丈、サイマル、朱書}/二十六、モツコク/モツコク、按、石瓜、三充、恐非石瓜、四川名勝志曰図経云芒布部其土産有石瓜樹生筑堅如石能己心痛桜モッコク実ハ如石不堅雍州府志ニ木斛薬木斛葉似山茶至冬不落伐斯木陰乾去其外皮剉之是為主薬治食傷腹痛ト云又丹青樹トスル説アリ、湧幢小品曰紫閣山在或陽御宿川南山中杜詩紫閣行雲入漢陂是也山中有寺上多丹青樹其葉紅紫亦曰華葢樹モツコクニ近ケレトモ未詳、○ハマモッコク海辺山中ニ生ス葉モッコクニ同シテ闊シ、夏白花ヲ開小梅ノ如シ香気アリ、実ハモツコクノ如シ【紀南六郡志四木】/百歩香、和名モツコク、{江西 亀協徒、朱書}一名野桂、一名山瑞香、三名共ニ南京ノ俗語ニシテ、本名釈名未詳、右享保十一年八月十九日南京船所載来唐医朱子章朱来章二人之復言之書ニ出ル
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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