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引用
『雑』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-01743)
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ID
M2005033014400411069
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠蟲譜
書名
別タイトル / 旧書名
Vol. 007 雑
巻次
007-022
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
○柞蚕蛆害の発見、蛆の蚕に大害をなすことハ養蚕家の熟く知れるか如く、早きハ膿蚕又ハ節蚕となり、遅きハ繭をつくれども蛾となることあたハず、されハたゝ糸繭のみを目的となす所の養蚕家すら既に此蛆害のために多少の損害を免かれす、況んや製種家をや、是を以て製種家の如きハ殊に百方心を尽して之を予防するといへども、如何にせむ其害の源因を探ること精しからさるより徒に罪を桑の質に帰し、或ハ気候の然らしむる所となし、いまだその目的を達せしものあることを聞かず、因て農務局ハ旧勧農局以来此害の試験に着手し、既に此蛆の地中に入りて蛹(さなぎ)となり、翌年蝿に化して卵を産(う)みつくるの状況ハ、発見する毎に之を報告して当業者の注意を惹(ひ)き起したれとも、今に至るまで猶之を信するものゝ稀なるハ遺憾の至りなり、然るに去月十八日、愛媛県勧業課員古川五等属が大島磨翠の倚頼により酒精(アルコホル)に浸したる柞蚕と繭とこれに質問書を添へて該蚕の病原を質問せり、其略に曰く、柞蚕の病を発する第三眠後蚕体に蝿卵類似のものを附着し、一日乃至二日間にして微小の黒斑を顕し、一週日を経て総体茶褐色に変し、或ハ許多の黒斑を呈し、又皺を生して樹枝に懸り、下垂して口より液汁を吐きて斃る、第五眠後ハ最甚し、此病因全く寄生虫の
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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