名古屋大学に伝わる二つの図譜―江戸末の錦窠図譜(伊藤圭介/名古屋大学附属図書館所蔵)と,明治~大正期の蟲魚図譜(奈良坂源一郎/名古屋大学博物館所蔵)。どちらも魚や昆虫,無脊椎動物を驚くほど精緻に描き,当時の観察の目と自然への理解を今に伝えています。描くことは,細部まで「見る」こと,名づけること,そして伝えること。
公益社団法人日本動物学会第96回名古屋大会における一般公開企画として開催された歴史資料展示「名古屋大学所蔵資料から現代の動物学を透かしてみる 描かれた生命――錦窠図譜・蟲魚図譜がつなぐ博物学の系譜」(期間:2025.9.6)の中から、本サイトに掲載しているコンテンツをリストアップしました。