Skip to main content

三教合註商賈興身諺解

Cite
,"三教合註商賈興身諺解" owned by Nagoya University Library, retrieved from Kotenseki Descriptive Database(https://da.adm.thers.ac.jp/en/item/n004-20230901-00341)
Copy
CSV
ID
j1865
Collection category
  • Jingu Kogakkan Bunko
Title
三教合註商賈興身諺解
Title in Kana
サンキョウガッチュウショウココウシンゲンカイ
Other title
三教合註商賈興身諺解
Title remarks
序題「三教合註商賈興身諺解序」。目録題「三教合註商賈興身諺解目録」。内題「三教合註商賈興身諺解{さんけうかつちうしようこかうしんけんかい}巻之上」。
Editor
藤原刻由 ( フジワラコクユウ )
Quantity
1冊
Size
28.9/21.1
Even number
94
Equipment
改装
Print
Transcription
自筆稿本。
Book format
Creation
序全文「三教合註商賈興身諺解序/予友藤刻由者学通古史百家之書習陶朱公業行而住洛陽養親積善而無倦仮日抜萃経伝以和字解当世之過□(一字摩滅、惑か)凡而三巻名謂三教合註商賈興身諺解其為徳也大而絶歎也真大丈夫也予見之文王既没而猶存此文嗚呼修身之規矩也因題其初云爾/宝永二歳秋八月 伊藤雨月序」「自序/天地既に開て人成物おこり万の道調ふ中に人の道のみ大なりとすもし人の道行れさる時は人禽いかにわかたんや故に西域に釈迦牟尼仏五戒を説て是を示し中国に三皇五帝孔孟の大儒五常を説てしめし給ひ、我朝に天照大神正直正路のいともかしこき人の法を教給へり其詞かはり其道異といへとも理は同しくして更にかはらす然るに蔵経は数巻広大に論孟猶愚蒙に学教えかたし於是予仮日愚なる眼に見得るころ(ママ)の書籍を集て其篇をわかち人倫の大意をしるすもとより詞拙して見る人の笑にたえす尤傍を憂といへとも若因之捨悪作善せは我幸甚/宝永二とし秋八月日/藤原刻由自序」。目録の後に凡例7条。跋全文「題興身諺解後/古人有一生作悪而臨死悔悟発一善念遂得善終者謂一念猛励足以滌百年之悪也譬如千年幽谷一灯纔照則千年之暗倶除故過不論久近惟以改為貴嗚呼為大学之教小学之誡皆知時務以貴因之予常思今世之教誡切也一日藤刻由懐書而予弗草菴□閲之可謂今世教誡之□尽已使後人至聖仏之棧書也予見之而歎数声故忻忻然以題其後」。
Creation ad
1705
Existence
全3巻
Content notes
商人に向けて書かれた心学風の教訓書。漢字かな交じり。治家第一、孝父母第二〈并導子〉、事舅姑第三〈并愛嫁〉、別夫婦第四、敬兄第五〈并慈弟〉、忠君第六〈并礼臣〉、信朋友第七、禁殺生第八、禁為盗第九、禁邪淫第十、禁虚妄語第十一、禁飲酒第十二より成る。古典の引例を中心とした頭注あり。漢籍の外に『徒然草』と『野槌』を多く引く。本文の前に或問として問答体の概説5条あり。巻末に「追加用意」として教訓9条を挙げる。漢語の多くに独自のふりがなを施す。例、郷党{てうない}、富貴{ぶげん}、荒淫{しようわるく}、深閨{ふところご}、阿侫{おまへづいしよう}。記事の例、治家「召つかひの女を淫{てかくる事}すべからず。妾をかたく禁じ手持べからず。家衰滅{いへのおとろへほろぶる}は必妾より発れり。妾ある時は妻うらむ。妻うらむ時は人不和{くわせず}。地の利は人の和にしかずといへり」「夫歌舞岐芝居の専にする所。淫乱にして価女迷躰{けいせいくるいのてい}。或両夫{男ふたりの}あらそふ躰。両婦{ふたりのおんな}のねたみいかる躰。臣として主人の息女{むすめ}を犯す躰など。種々の淫躰{いたづら}をなして見物の目を悦しむ」、孝父母「遊女ぐるひに面白きも金銀の借り替へ。節句前。盆前。大晦日の苦。宿にかゑりて首尾合する苦などを思へは。少も面白き事に非ず」、禁為盗「人の妻たる者。我夫にしらせず。我親属{いちもん}に遣すは云に不及。仏僧飢人{こつじき}に施とも。皆ぬすみなり。夫にことわらずしては。紙一枚草壱本をも。我侭にすべからず」「下女{しもおんな}など米味噌汐薪炭油醤油の類。盗事多し。つゝしみてすべからず。朝夕の食{めし}を焼{こげ}つかして。是を乞食にあたへ。乞食より其替に。草履様の物をもろふ。下女も多し。是施をなし善をするに似て。真実は盗なり」、禁邪淫「世には恐ろしき。謀非理者{もがりのもの}ありて。其家の亭主。好色淫乱なるを能聞知り。能々計{はかりごと}を女に云含めて。其家江下女奉公に出し。其主人に心をうつさせ。蜜淫{てをかけ}させ。或は孕ざるを孕めりといひて。かの女の親兄弟ねだりて。金銀をとるもあり。又己が輩{ともがら}会合して。懐孕したるを。主人にかづくるもあり」「又売女{きんちやく}の類。態と夜独あるきて。有徳{ぶげん}なる躰に見ゆる男を見ては。何となく心の移りたる風情して。情をあらはし。何方へもともなひ行て。仮淫{かりのちぎり}をなさしめ。能時分に同類の男出て。蜜男{まをと}なりとて罵て。金銀をとる事あり」。
Old seals
識語「粉川屋八兵衛(墨円印「常□」)」。
Original Owner
Nagoya University Library
Call number
159.3-H
Remarks
古い改装焦茶色表紙。半丁8行、頭注16行。御家流の能筆書。朱点あり。○凡例中に「…又姑嫁の一扁は意味深情{そこごゝろ}男子{おとこ}の可知に非ざる故予か姉房子に請て是{これを}記さしめ以備之」。○巻末24丁分は紙背に反古あり、怪談風の仮名草子の稿本らしい。本文と同筆か。
Source
Nagoya University Library
Material type
JapaneseClassicalBook
Image
None
Collection

Kotenseki Descriptive Database

Databases of old books held by Nagoya University, describing bibliography, additionally contents and comments.
Original Owner
Nagoya University Library
Rights
Metadata Rights
Use of Content

related items