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薔薇科 桃譜

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"薔薇科 桃譜" owned by Nagoya University Library, retrieved from Ito Keisuke Collection(https://da.adm.thers.ac.jp/en/item/n002-20230901-06968)
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CSV
ID
M2005033016193221596
Collection category
  • 錦窠植物図説
Title
薔薇科 桃譜
Other title
Vol. 045 薔薇科 桃譜
Volume
045-034
Language
Japanese
Translation
{安永年間管春房著【花名集】、朱書}、桃、野高木、花の時葉なし、一重薄紅桃色と云、にほひあまたるく重くあしく、三月純と咲、実七月につくる、味少しにかき心有、花をくらへバ腹をくだす、実ハ服して甚よきものなり、西王母、一名一歳桃と云ふ、実をうへても年の実ばへに花咲也、厚桃迄に花咲、八重大輪也、花多く付、実ハ一所に二ツつゝなる、落花迄葉不出、葉出て後六七月の比花反り咲なり、帚もる、花白紅、咲分品々有、小輪にして八重也、木立元より多く出て、花白紅咲分品々有、小輪にして八重也、木立元より多く出て葉箒の如く花多く集りて生花に枝ふりおおし、紅したれ、花紅にして木枝のふり白に同し、八重一重極紅なり、絞りに咲くは源平したれと言ふ、あめんどう、葉細く柳のことし、紅白品々有、八重大輪、花おそく咲、実大きし、実もおそくつくる、中絶して少なし、大坂桃、木はしかみて花桃色、葉細長し、今是をあめんどうとて植木や売、吟味すべし、緋桃、本紅に八重、見わけよし、実小さくのる、白桃、白八重一重有、花はらりつと常のことくに咲也、唐桃とハ違ふ花、からりつとさく、源平桃、白赤咲分八重あり、一重あり、一名絞りとも言、又咲しら桃とも言ふ、紅桃、緋桃より又色薄し、八重一重有、けはしからす早く咲なり、唐桃、一名南京桃とも言、左右桃とも言人有、木太く葉細クつまりて出生する、花白く虎の尾の如くにつまりてうてな短にして見事也、実小さくかすかに付也、種をうへる時若芽二本出生すと言ふ、花ながめたへずよし、夏桃、花常の桃のことく一重、実なりて夏の中に色付て、味常のことくよし、花も少し早く開ク、鎧通シ、花常の一重大輪桃色、実なりて大きく成事すさまじ、八月末九月に熟す、実大き事賞す、ずばひ、花緋桃の一重咲也、色甚よろし、実なりてうぶ毛なし、りんごの肌を見る如くなめらか也、七月初に色よくつくる也、苦カ桃、花八重也、一重もあり、白薄赤きあり、木甚早くのびて実いつれも苦くして喰ふ事叶わす、花常のことくにて見事也/総/{モ、一、朱書}
Original Owner
Nagoya University Library
Source
Nagoya University Library
Material type
JapaneseClassicalBook
Image
colour
Collection

Ito Keisuke Collection

The Ito Keisuke Collection belonging to the library attached has a collection of 188 manuscripts by Keisuke Ito, who is called the father of modern Japanese botany.
Original Owner
Nagoya University Library
Rights
Metadata Rights
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