メインコンテンツに移動

地獄物語

引用
,『地獄物語』(名古屋大学附属図書館所蔵)「名大システム 古典籍内容記述的データベース」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n004-20230901-01425)
記載例をコピー
CSV
ID
j980
コレクション内カテゴリ
  • 神宮皇学館文庫
書名
地獄物語
書名ヨミ
ジゴクモノガタリ
別タイトル / 旧書名
地獄物語
書名備考
書外題右下副題「東行日記附録」。内題「〈東行日/記附録〉地獄物語」。
編著者
世古格太郎(延世) ( セコカクタロウ )
数量
1冊
寸法・大きさ
24.9/17.4
丁数
44
原装・改装
原装
版写
刷り書写の態様
自筆稿本。
書型
成立
序跋なし。奥書「これに漏たる奇話もあまたあれと或ははゝかり或は東行日記に記したれはこゝには省けるなり/万延元年庚申の神無月の末より筆を起し霜月の初に記し畢りぬ」。本文より、著者は紀州藩家中で伊勢人、江戸赤坂辺に滞在、のち赦され帰国した人。『南紀徳川史』によれば、安政の大獄に連座した紀州藩関係者は唯一人、世古格太郎のみ。よって著者と推定。世古格太郎は勤皇家、伊勢松坂の酒造家で豪富、紀州藩御用達として禄を受ける。維新後、宮内権大丞等を歴任。明治9年没、53歳。
成立西暦
1860
内容注記
安政の大獄に関係して「青山の獄」のち「浅草の獄」に禁錮された著者が、獄中生活の見聞や、同囚や牢番より聞いた珍談奇談を書き綴った雑記随筆。蘭医森川鞏斎より厚遇を受けたこと、浅草の卜者山口千枝の話、夥しい虱の話、材木屋須原屋角兵衛(書林須原屋茂兵衛の一統)の手代長七の豪遊譚、獄中の読書、勝麟太郎の話、同囚の修験の語る江戸に於ける卜者の上手のこと(第一に根岸の青雲堂、但し故人、第二に浅草の山口千枝、第三に芝神明前の白龍子、但し親の赤龍子よりも劣る)、二条左府公の公達寛斎(三条前内府の猶子)のこと、火事の際の獄の「開ケ放し」のこと、浅草の獄中で将棋の名手(実は宗桂の子)と将棋を指した話(著者はかつて浪華で平塚瓢斎と将棋を指したことあり)、獄の魁(牢名主)と亜魁より古今三鳥と諫鼓鶏について問われた話等。訂正書入多数。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
請求記号
289.1-Z
備考
共紙表紙紙縒綴本。本文1丁目半ば破損。巻頭巻末に草稿各1紙あり(内容は本文と重複)。正価金45円、物品税金9円の古書販売ラベル。
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

名大システム 古典籍内容記述的データベース

名古屋大学が所蔵する和漢古典籍について、書誌だけでなく内容までも詳細に記述したデータベースです。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
コンテンツ(画像等)のライセンス
メタデータのライセンス
コンテンツの利用について

関連アイテム

  • 天文候鑑

    名大システム 古典籍内容記述的データベース 名古屋大学附属図書館

  • 世継物語

    名大システム 古典籍内容記述的データベース 名古屋大学附属図書館

  • 三人懺悔物語

    名大システム 古典籍内容記述的データベース 名古屋大学附属図書館

  • 北勢古志

    名大システム 古典籍内容記述的データベース 名古屋大学附属図書館

  • 宇治大納言物語

    名大システム 古典籍内容記述的データベース 名古屋大学附属図書館

  • 〈官許〉教義諺解(A)

    名大システム 古典籍内容記述的データベース 名古屋大学附属図書館