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棕櫚科 下

引用
『棕櫚科 下』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-17325)
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ID
M2005033019554537007
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
棕櫚科 下
別タイトル / 旧書名
Vol. 129 棕櫚科 下
巻次
129-036
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
再三澆で可なり、三四年間に五六尺以上に長すべし、椶櫚の小なる者ハ葉下垂て降雨のときハ土附着して生長を妨ぐる者なれば、垂れたる葉ハ切り去ルべし、椶櫚ハ一反の地へ四百五十本より五百本を植るを通常(と、訂正)の法とすれとも、地勢に依て見計ひ緊要なり、(剥皮季節)皮を剥くにハ六尺より一丈位迄の樹を以て最良とす、六尺より一丈位迄の樹ハ皮の長さ一尺八寸より二尺、巾一尺五六寸の最上の皮を獲べし、皮を剥取ハ四月、七月、九月一年に三回剥くべし、隔月一回づゝ年に六回剥取の説あれとも屡々剥けば幹の長養を妨け、肥大ならずして細長す、故に皮も自然に狭になり、又一二年も剥ずして一時に悉く剥けば樹痩て良皮を生せす、故に一年三度剥きとるを適宜とす、使用椶櫚の幹ハ直長にして枝なし、葉茎長くして三稜あり、小笠原島に産するものハ葉茎十尺余、葉面四五尺、葉柢に皮あり、皮ハ赤黒の絲毛組織して成る、此皮を以て錨綱(いかりつな)、瓶索(つるべなわ)、其他に縄をなし、諸棕礼類等水湿の所に用ひ、強くして朽ず、土中に在て亦然り、幹も地踏籬の杭水柵の杭等に使用して朽敗せず、葉も又細割て編てくゝり、枕敷物となす、皮葉幹共に人家必要の最多き樹なり、又近時好んて園庭に植ゆ/○椶櫚、花黄白色、未出時剖皮得之状如魚子東坡、所謂木魚、{府■志■■■■■、〆丹徳剔志、朱書}/清人詠物詩鈔五山抄、栟櫚ノ七律一首アリ
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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