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棕櫚科 下

引用
『棕櫚科 下』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-17312)
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ID
M2005033019553136994
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
棕櫚科 下
別タイトル / 旧書名
Vol. 129 棕櫚科 下
巻次
129-023
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
椶櫚、名栟櫚、{和俗三種魯、朱書}●頌曰椶櫚出領南西川、今江南亦有之、木高一二丈、無枝條葉大而円、有加車輪萃於樹杪、其下有皮重畳裹之、毎皮一匝為一節、二旬一采皮転、後生上、六七月生黄白花、八九月結実作房如魚子黒色、九月十月采其皮用、山海経云石翠之山其木多椶是也○蔵器曰其皮作縄、入水千歳不爛、昔有人開塚得一索、已生根、嶺南有■榔、檳榔椰子、冬葉虎敢多羅等木、華皆与栟櫚相類●時珍曰椶櫚川広甚多、今江南亦種之、最難長、初生葉如白及葉、高二三尺、則木端数葉、大如扇上聳、四散岐裂、其茎三稜四時不凋、其幹正直無枝、近葉処有皮裹之、毎長一層即為一節、幹身赤黒皆節絡、宜為鐘杵、亦可旋為器物、其皮有絲毛、錯縦如織、剥取縷解可織衣帽褥椅之属、大為時利毎歳必両三剥之否、則樹桔枯不長也、三月於木端茎ノ中出數黄苞、有細子成列、乃花之孕也、状如魚腹孕子、謂之椶魚、亦曰椶笋、漸長出苞、則成花穂、黄白色結実纍々、大如豆生黄熟黒、甚堅実、或云南方此木有両種、一種有皮絲可作縄、一種小而無絲惟葉可作帚、樵鄭通志以為王篲者非也、王篲乃落帚之名、即地膚子別有蒲葵、葉与此桐似而柔薄可為扇笠、許慎説文以為椶櫚、亦誤矣●大和本草曰椶櫚、其皮ヲ以テ縄トシ、又クツノ緒トスヘシ、其子ヲ多クマクベシ、木ハ鋸ノ柄トス、皮毛ワ帚トシ、葉ヲモ帚トス、民ノ産ヲタスク、本草ニ時珍曰一種小而無絲惟葉帚ト作ヘシ、今按ルニ是琉球シユロナルヘシ、今自琉球来ルモノ葉小也、椶竹ハ竹類ニノス△蒲葵(ビシウ)、中華ヨリ来ル蒲葵扇ハ此葉ナリト云、時珍曰蒲扇ハ嶺南以蒲葵為之ト云ヘリ、今按スルニ蒲葵、其葉椶櫚葉ニ似テヒロシ、日向及肥前ノ平戸ニ多シ、肥後ニハビシウ島トテ此物多生スル島アリト云、対島ニテハゴハト云、蒲扇今長崎ニアリ●用薬須知、一本堂薬選共ニコレヲノセス○用薬須和、椶灰、プルキシユロノ毛ヲ焼テ為霜モノ也、禿弊帚(フルハウキ)ヲ用ユベシ/棕櫚縄〈州南諸島大島及各島〉、【日本地誌提要 七】/{b、朱書}h、betel nus、檳榔、■■■英華字典集成説/棕櫚為華貝多牋辛苦泥金写妙蓮、【霊芬館詩四集 巻九ノ四丁】、逃釈庵
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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メタデータのライセンス
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