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松柏科 松譜

引用
『松柏科 松譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-17286)
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ID
M2005033019550236968
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
松柏科 松譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 139 松柏科 松譜
巻次
139-191
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
帯ふ、木理疎ニして柔軟なり、且湿処ニ置て久しきに耐へ難し、此木ハ第三帯より第四帯に跨り生す、故に能く寒冽の地に生す、又岳石磊嵬たる処に於て自生多し、此木ハ人造林なし、効用ハ板障子の類に伉し、又漆器の木地に用ふ、又碓杵を作るに尤も妙なり、海松、又テウセンゴヱフと云ふ、葉ハ五針攢生するを常とす、葉の尤も長きものハ四五寸計りに至り、黒松に比すれハ較々厚し、外皮亦黒色にして薄く皺裂し、全体の状雄壮なり、材質ハ白色にして中心黄赤色を帯ひ、甚堅硬ならす、比樹ハ第三帯より第四帯に跨り生す、故に厳寒の地に耐ふ、但其効用ハ板及ひ器具を作る、此樹甚多からさるを以て随て使用するもの少し、ハヒマツ、又ネナシマツ、シモフリマツと云ふ、葉ハテウセンマツ又ヒメマツに似たり、一苞五葉を出し、葉裏ら白色を帯る、枝幹直立せす、地上ニ蔓延す、故ニハヒマツの名あり、材質ハテウセンマツに類す、此樹ハ第五帯の樹木ニして寒威厳烈の地ニ生す、此樹生育の位地より以上ハ復た樹木を生せす、故ニ此樹は樹木生育の限界に在る者とす、内地ニてハ常に高山上に生すると枝幹蔓延して
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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メタデータのライセンス
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