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松柏科 松譜

引用
『松柏科 松譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-17223)
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ID
M2005033019535336905
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
松柏科 松譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 139 松柏科 松譜
巻次
139-128
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
山林叢誌、【農業雑誌 十四年九月四日】、松柏科羅名「ラリツキス、アメリカナ」、英名ラーチ落葉松「フジマツ」、又「ニツクワウマツ」、又カラマツ、又アカマツとも云フ、植物学士ハ落葉松をば重に常盤木類を編成する松柏科の中に配置すれども、余を以て之を見れば元来此木ハ秋季に至れバ全く落葉するに由り、余輩は之を落葉木の部に編入するこそ至当なるへしと思うなり、然れども此木の葉形ハ恰かも通常松葉に髣髴し、極く繊細くして絲の如く、而して其種子ハ小卵形の松子中に生育し、秋風吹き去りて万木漸く将さに秋色を呈出せんとするの候に際し、始めて成熟するものなれバ、之を取扱ふに当ては、常盤木類の種子と同一般に取扱ふて可なり(半蔭地に下種するか、又ハ種床に蒔くを云ふ)此木ハ丈高く、細長く成長するゆゑ、其木質軽く、且直ぐなる木材を要する場合にハ最も至適なりとす、又之を薪材とすれバ火の燃へつき易きか故に、家々多く其用に供すと云ふ、さて之を斫伐するの時期ハ冬季、或ハ早春にして、其斫伐するや否や剥皮するを緊要事となす、若し否らざるに於てハ忽ち腐朽するの恐あり、米合衆国の北部並に「カナダ」地方の卑低地ハ自然に之を多産せりとなん云ヘり、又他に単に欧羅巴落葉松と称する一種あり、是ハ前の者に比すれハ美良なれば、余輩ハ寧ろ彼れよりも此を撰ふなり、而
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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