松柏科 松譜
引用
『松柏科 松譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-16955)
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ID
M2005033019485836637
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
松柏科 松譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 138 松柏科 松譜
巻次
138-137
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
【和訓栞】カ、まつ、松ハもつと通ふ久しきを持の義也といへり○鹿嶋松ハ葉つまり、木もこちたくねぢけて各別の品也、蝦夷松あり、蝦夷に出つ、柄糸さけ緒の箱として幾年を暦ても脂の患なしと○松と貞木というハ西征賦の貞松によれり、泰皇皇松に大夫の官を贈りしハ史記より出たり、朱文恭の話に今杭存す、大さ十囲はかりと○西土の書に二針三針五針ありといふ、此方も又同し、七鬣ハいまた見す、三針三鈷といひ、五針を五葉といふ、薫物を合せて器に入、五拉松の下に埋といふ事、類聚雑要に見へたり、津国勝曼院ハ施薬院の旧地といふ、連葉の松あり、葉の本ハ一本にて半より二つに分れたり○安永二年豊後鶴崎の八幡宮修造す、大木の松枝たれて妨に成をもて打へき談に定れり、其夜右の枝自然に上りて常の如くなれり、其社の地形を筑く時ハ五尺斗虵集りて土を持たる○永禄十一年八月廿四日津国住吉松樹六十六株故なくて根より堀抜たり、神主津守国豊此を奏す、それより十日過て九月三日ウルカンハテレン鳥羽四塚へ来りぬ○呉書に松ハ十八公也とも、湖海新聞に木公也とも見えたり○雄松を黒松といひ、雌松を赤松といふ、赤松ハ群芳譜に見ゆ○まつかさハ松卵也、松毬も同し、まつふぐりともいふ、幾内にちくりともいふ○肥松の字千金翼に見へたり、松明も同し○松殿ハ太政大臣藤原基房公の称也○待をよめり、たちつてとにてはたらけり、遅も同し
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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