楊梅譜
引用
『楊梅譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-13942)
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ID
M2005033018412232800
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
楊梅譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 112 楊梅譜
巻次
112-035
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
○八丈嶋染料、其氏問ふて云く、八丈は近来擬製品多分に之れあり、殊に秋田八丈の如きに至ては頗る廉価なり、故に需用最多くなれり、然るに其染料未た十分ならさるにや、光沢に乏しく、又自分褪色す、且其品位到底本物に立並ふことあたはす、誠に惜むへしとす、思ふに染色法に不充分なる所あるか為なるべし、貴舎其法を御承知あらは報告を賜へ云々と編者も未た其本法といふをきかざれとも、光沢の有無を見れは、自ら法に異る所あるなるべし、東京府勧業雑誌にその概略を載せ、且は色に黄色鳶色黒色茶色の四種あること、並に該島人より聞く所の法なりとあれは必本法なるへけれは、今左に之を抄出して答となす、黄染藎草(かりやす)八丈嶋、或ハ楊梅(やまもも)、三宅島の皮を鉄釜にて煎し、其煎汁に染物を浸すこと二十回より三十回にして十分に色を発したる後、其色を留る、椿又は榊の葉の灰汁に浸すべし、黒染、椎樹(しゐのき)の皮を剥き前法の如くしたる後、水田に浸して以て其色を留及ひ色上けをなす、鳶染、山桂樹(まだみのき)の皮を剥ぎ取りて之を煎し、其染法及ヒ色留法
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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