桑科

日本語

桑【本草】、桑の円きを白桑（まくハ）といふ、又葉円して大さ一尺ばかりなるものあり、是ハ江戸に稀なり、又葉に花又（また）ありて構の葉に似たるを雞桑（あさみくハ）と云、此類に茎至て細くして、葉も細く糸の如く、又一枝の内に円き葉を生ることあり、是を女桑（いとくハ）といふ、是ハ蚕を飼に悪し、総て畑の囲へ植、肥を用ひず、冬根を掘採て薬に入、桑白皮（さうはくひ）と云、正二月枝を挿てよく活くもの也、或は云、桑の木を屋材となすべからす、｛【草木育種】、朱書｝