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蕁麻科 楮栲譜

引用
『蕁麻科 楮栲譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-13335)
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ID
M2005033018271831976
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
蕁麻科 楮栲譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 107 蕁麻科 楮栲譜
巻次
107-067
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
[烟霞綺談]七月七日牽牛織女―――――楮(かぢ)の葉に歌を書、衣類を手向とするも、此まへりの一端なるか、楮は上古の衣服なり、かうそを略してかぢといふ、かうは上(カウ)なり、上野の類なり、ぞハ源氏其外歌書の古き言葉に衣類を御衣(そ)といふ衣通(そとハり)姫なとの類これなり、今も衣類の手の出る所をそでといふ、末の所をすそといふ、又此日夜机を洗ふ、是も古人故ありて始るなり、七月七日限らす毎月七日朝四ツ時前木枕其外油付たるものを常の水にて洗ふに委く垢おちて油気なし、憶ふに七ハ少陽の数にて陽の若く和らかなる数ゆへに、柔能剛を制するが理かへつて凝かたまりたる老陰の垢を解きをとすならん、又駿遠三の山家紙の出る所数多あり、かうぞをかぞといふ、自然に中略にかなふ、又かぢ、かぞ音通有、上古蚕織いまた委しからず、楮の皮を剥て打和らげ細く引裂て織て衣(きぬ)とセり、麻も衣に織て用ゆ、そのときハ楮(かぢ)の名をゆふと呼、麻ハ薄きものなれハ、朝のミ着してゆふは厚く温りなれハ、夜着す故にあさけふと名付たりとかや、今も神前幣帛といふハ麻と楮にて造る紙を幣帛に捧る故実とハなれり
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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