大戟科
引用
『大戟科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-12764)
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ID
M2005033018123231403
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
大戟科
別タイトル / 旧書名
Vol. 103 大戟科
巻次
103-022
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
用、而不及枝葉花実之細状、蓋以本邦不産之故也、又多識編、訓阿志毛乃末米者、附会来舶之物耳、下和名者間有如此也、荷蘭人以為篦麻(カラエ)之属、故呼曰応帝亜安設搵牒爾婆母(インデヤーンセウランデルボーム)、即応帝亜篦麻之義、漢人亦有此説焉、物理小識、以篦麻巴豆為同類、亦就効用言耳、偶閲蘭書、麻羅抜爾(マラバル)【草木譜】載巴菽、羅甸呼曰葛特児究欲納蛤(カーデルソハチカ)真図、於是旁捜徧索、未嘗覩其似者也、嘗聞、寛政年間琉球貢巴豆活本於薩州、亡幾蕃殖、至文政十年、始着花実、因頼吾占春先生乞其実、先生贈以五房、乃種之囲中、壅治潅漑、為日巳久、既而察之、一日而根、五日而葉、十日而枝、其葉殆類海州常(ウサヤ)山、而有些毛刺、本草二蘇所説者、蓋是也、及其漸長、則与蘭書、麻羅抜児(マラバル)【草木譜】所載之図、正相符焉、而於葉蒂両肩之処、及縁辺鋸歯間、細点黄褐色粒也、是以予断然以為罌子(トクエ)桐之類也、蘭人以為篦麻之属者未必的確也、因臆、婆羅(シラキ)得、鵶臼(ナンバンハゼ)木、楸(アカメカシワ)、皆巴豆之属而篦麻者、楸之末属也、故食罌子桐油、則必発下利矣、亦可以証予説、昔者予曽祖将翁、応 徳廟之徴、釈褐 東都、奉 命採薬己三十年矣、表掲諸家所未聞見者数百品奏之於 官、其他如 本邦未産品、亦啓之於 官、官命取之異域、使翁培養之、爾後世頗眀嘗草之学焉、而至巴菽、曽祖之所未及言、而諸家亦所不及質也、予幼奉家学、常慨嘆于此、今幸得之、亦庶幾、為継曽祖之志于今日乎、因写真状、以示同好之士云、文政十二季歳次己丑秋七月、将翁四世之孫檪斎阿部喜任識
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
備考
巴豆考
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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