樟科
引用
『樟科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-12089)
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ID
M2005033017583830728
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
樟科
別タイトル / 旧書名
Vol. 096 樟科
巻次
096-069
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
釣樟、一名烏樟、楡枕予、{和名、久沼木、朱書}●弘景曰、釣樟出睢陽邵陵諸所、亦呼作烏樟、方家少用而俗人多識●恭曰、生郴州山谷、樹高丈余、葉似樟葉而尖長、背有赤毛若枇杷葉上毛、八月九月采根皮日乾●炳曰、根似烏薬香●蔵器曰、枕生南海山谷、作〓舩次子樟木●時珍曰、樟有大小二種、紫淡二色、此即樟此即樟之小者、按鄭樵通志云、釣樟亦此樟之類、即爾雅所謂楡者無疵是也、又相如賦梗樟予章顔師古注云、予即枕木、章即樟木、二木生至七年、乃可分別、観此則予即別録所謂釣樟也也、根似烏薬香、故又名烏樟○詩経名物弁解、有梅【秦風終南章】、朱伝無註○朱円註ヲ加ヘサルハ前ノ標有梅ノ梅ト一物トシタルナリト陸〓広要ニモ云ヘリ、陸璣爾雅ノ梅ハ柟ヲ釈シテ皮似予章、葉大如牛耳、荊州人曰梅終南及新城上庸皆多樟柟ト云ハ、此章ノ梅ヲ梅杏ノ梅トセザルナリ、名物〓及説約ナドモ陸氏ニ従テ梅柟ノ梅トナシテ解ス、柟ハ楠ト同シ、俗クスノキト訓ルハ非也、宋祁方物略記ニ童々如憧蓋葉経歳不凋至春新陳相換ルト柟ノ状ヲ云ヘリ、又述異記ニ、柟一名交譲木ト云、コノ数證ヲ見トキハ今山間庭除ニ此形状ニ彷彿タルモノアリ、捜索スベシ、正字通ニ、爾雅説文未可信、梅ハ柟ト釈スルハ誤ルト云ヘルハ一偏ナリ、按スルニ此ノ章条ヲ柚ト解セハ梅ハウメト説ベキカ、条ヲ山楸ト云ハバ梅ヲ柟ト見ルモ可ナリ、蓋シ同名異物諸家各有所見不可偏廃
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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