玄参科
引用
『玄参科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-11780)
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ID
M2005033017522030419
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
玄参科
別タイトル / 旧書名
Vol. 092 玄参科
巻次
092-043
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
桐、一名白桐、黄桐、泡桐、椅桐、栄桐、{和名木里、朱書}●別録曰、桐葉生桐栢山谷●弘景曰、桐樹有四種、靑桐葉皮靑似梧而無子、梧桐皮白葉似靑桐而有子肥可食、白桐一名椅桐、人家多植之、与崗桐無異、但有花子、二月開花黄紫色、礼云三月桐始華者也、堪作琴瑟、崗桐無子、是作琴瑟者、本草用桐華応是白桐●頌曰、桐処々有之、陸機草木〓言白桐宜為琴瑟、雲南牂牁人取花中白毳、淹漬績以為布、似毛服謂之華布、椅即梧桐也、今江南人作油者即岡桐也、有子大于梧子、江南有頳桐、秋開紅花無実、有紫桐花如百合実堪糖煮以噉、嶺南有刺桐、花色深紅●宗奭日本経、桐葉不指定、是何桐致難執用、但四種各有治療、白桐葉三枚開白花不結子、無花者為岡桐、不中作琴、体重荏桐子可作桐油、梧桐結子可食●時珍曰、陶注桐有四種、以無子者為靑桐、岡桐有子者為梧桐白桐、寇注云、白桐岡桐皆無子、蘇注以岡桐為油桐、而賈思勰斉民要術言、実而皮青者為梧桐、華而不実者為白桐、々々冬結似子者乃是明年之花房非子也、岡桐即油桐也、子大有油、其説与陶氏相反、以今咨訪互有是否、蓋白桐即泡桐也、葉大径尺最易生長、皮色粗白、其木軽虚不生虫蛀、作器物、屋柱甚良、二月開花如牽牛花而白色、結実大如巨棗、長寸余、殻内有子片、軽虚如楡葉葵実之状、老即殻裂、随風飄揚、其花紫色者名岡桐、荏桐、即油桐也、青桐即梧桐之、無実者按陳翥桐譜分別白桐、岡桐、甚明云、白花桐文理粗而体性慢喜、生朝陽之地、因子出出者一年可起三四尺、由根而出者可五七尺、其葉円大尖長、有角光滑而毳、先花後葉、花白色、花心微紅、其子大二三寸、内為両房々内有肉、々上有薄片、即其子也、紫花桐文理細而体性堅、亦生朝陽之地、不如白桐易長、其葉三角而円、大如白桐、色青多毛而不光、且硬微赤、亦先花後葉、花色紫、其実亦同白桐而尖、状如訶子而粘房中肉黄色、二桐皮色皆一也、但花葉小黄体性堅慢不同、尓亦有冬月復花者●大和本草曰、白桐、此木切レハ早ク長ズ、故ニキリト云、桐類多シ、梧桐ハ靑ギリナリ、白桐ハツネノ桐也、世ニ白桐ヲ多用テ器トス、良材也、花淡紫アリ、白キアリ、実ハ桃ニ似テ内ニ薄片多シ、是ヲ植レハ生ス、女子ノ初生ニ桐ノ子(ミ)ヲ植レハ嫁スル時其装具ノ櫃材トナル子(ミ)ヲウエ、枝ヲサスベシ、早ク長シヤスシ、凡サシ木ハ子(ミ)ウヘニシカス○荏桐ハ油キリ也、海桐ハハリアリ、ハウダラト云、梓(アツサ)モ、楸モ皆桐ノ類也、又犬桐ト云モノアリ、其木理朴(ホヽ)ノ木ノ如シ、コレ白楊也、是モ器ニ作ルベシ、頳桐ハヒキリ也、花紅也、又ケラノ木アリ、実紅也、是皆一類也
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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