石南科　躑躅譜

日本語

｛【草木育種】、朱書｝、躑躅【本草】、種類多し、黒ぼく忍土によし、木の葉を根元へ置べし、冬ハ枝を樶（しぼり）て縄にて巻雪を防べし、地相応せハ肥に及ハず、羊躑躅（レンケツヽジ）（モチツヽジ）、羊躑躅ハキツヽシ也、レンケツヽジハ其類ナレトモ別科ナリ、モチツヽシハ紫躑躅ノ類也、山躑躅ハ御説ノコトク山ツヽジト云モノニテ、キリシマツヽシハ又其類ナリ、汝南国史ニ石巖ト云モノ是ナリ、紅躑躅ト云モノ別ニナシ、是モ山躑躅ナリ、紫躑躅ハ三葉ツヽシト云モノ也、躑躅ヲ和名抄ニモチツヽシトアレトモ図ハ今云キツヽジナリ、【慶賀写真】、モクレンゲ／○岩つゝじ○英山花、木の根、子葉も■てらす、同根の品葉、和らかにて少し毛あり、花黄色つゝしのことし○蔭○うミノ中○つ四○さ五○わ四／いはつゝし、シロツヽシ、モチツヽシ、｛【動―（植）名井】、朱書｝、本和上四十一、羊躑躅、以波都々之、呂都々之、一名毛知都々之、大四十八、以波川々自、字茵芋、和躑躅、和伝、万二三十、てとふ礒乃うらわの石乍自木丘開道をまたもみなんかも、近江御息所歌合、岩つゝじ、えにしあれハおひそしにいはつゝじ花さくまてにならんとやミし