石榴科　桃金嬢

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又「コンスタンチン」ノ近傍ナル「ベンマキーリドリン」ト呼ヘル村落モ矢張前地ニ斉シク悪地ノ評ヲ受ケ、冬夏其沼地ノ囲週スル所ナリシニ「イユカリプタス」一万四千本ヲ植付シヨリ全土乾燥シ、晨夫始メ小児等最上ノ健康ヲ受ルニ至レリ、又ギユテコンスタンチン製造場ニ於テモ、「イユカリプタス」植付シ後三年ヲ経テ、十二「アクル」ノ沼地ヲ美麗ノ園ト変セシカハ、熱病全ク其地ニ消滅セルニ至リシトソ、又キユバ諸島モ同ク此樹ヲ植付シヨリ不健康ノ気候速ニ一変シテ熱病其他ノ伝染病悉ク消滅シタリト云フ○アルキールスノ某ノ地方ニテ間歇熱ヲ防ク為ニヱウカリフチュスゴロビユリユスヲ輸送スルコト新聞紙上屡々記スル所ナリ、坪井信良ノ送る雑誌廿六号、此樹ヲ培植スレハ土地ノ性ヲ改革スルニ足ルハ近来カンネスノドルギムベルド氏大ニ保證スル所ナリ、則チ英人此地ニ於テ得ル所ノ利益頗ル大ナリ、僅ニ二三年ニシテ大ニ此領地ヲ変革シテ安全ナラシメタリ、ヘルデブロウスセ氏多数ノヱウカリユビユデユスヲオランノ地ニ植タリ、然ルニ或人ノ説ニテハ白虫ヲ生シテ其一分ハ枯死セリト、但シ他地ニ植ル所ハ然ラス、則其地ニ住スル某氏、十一月十九日ノ来報ニ曰ク、余ホンドウニテアルキールスヲ距ルコト三十二キロメテルノ地ニ住ス、其家居ハメーセ河ニ近接ス、其水蒸気夥シキニ由リ土人何年湿熱ニ罹ルコト多シ、千八百六十七年春ヱウカリビユチユス三万株ヲ植ユ、抑モ例