蔦科

Vol. 060 蔦科

日本語

スグリ、木曽方言、スングリ、同、木曽山中ニ生ス、小樹也、高サ二三尺、或四五尺ニ至ル、春新葉ヲ生シテ葉ノモトニ三刺アリ、中長ク両端ハ短、葉ノ形ヤブサンサシニ似テ小ク切レ深ク、大葉、小葉マチリツク、四五月葉間ニ小花下垂ス、四弁淡紅色、外ヘソリ巻、実ヲ結テ山茱莄ノ形ノ如ク、秋ニ至テ■メ■味（■■、抹消）、冬ハ葉落／○スグリ、スコリ、大小二種アリ、西野、末川ノ産大也、黒沢、福嶋、上嶋ノ産小也、大小形状同ク、実ニ大粒小粒アリ、木ハハマナスノ如ク大小刺多ク、木ノ色同シ、葉一処ニ集リ生スル図ノ如シ、此木葉ノ形犬カンボクニ似テ小ク薄ク滑也、又牛房葉ニ似テ薄クコワシ、春黄白花アリ、垂レ下ル、咲テ芳■黄■木ノ花ノ如シ、夏実ノリテ七八月熟ス、大ナルモノ形棗ニ似タリ、小ナルモノ、桜ノ実ノ如シ、生ハ青ク熟ハ紅（？）色、味甜シ、｛元文【木曽草木イロハ寄】、朱書｝／大スクリ、大ノ形、大サ、小スクリ

バラ目ユキノシタ科

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