薔薇科
引用
『薔薇科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-08099)
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ID
M2005033016413323824
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
薔薇科
別タイトル / 旧書名
Vol. 055 薔薇科
巻次
055-015
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
シーボルト図ニ(イ、訂正)ニハムメノ花実ノ図アリ、ソノ傍ニニハザクラノ花一枝ヲ添ヘタリ、説中和名ニハ(ザク、訂正)ムメ、ソノ下ニVrietas、ニハザクラトアリ、是変種トシタルモノナリ、且■名等ニモ郁李ト多葉郁李ト並ベ記セリ、然ルニニハザクラノ単弁常品ハ別ニアリ、実モ熟スニハウメニ似タリ/はねず、郁李をよみたり、万葉巻八家持、夏儲にさきたる波於受(ハチス)久方の雨打零はうつろひなんか、此歌題に詠唐棣花(ハネス)とあり、又巻十二の歌に唐棣花の移安(ウツロ)とあり、こゝに唐棣と出たるハ蓋し陸璣反朱悔菴の誤をうけたり、正に是棠棣、即郁李の花をよめる也、後に其明證をしるしたり、また巻四に翼醋色の変安とよみたり、さてハネス、色は朱をいふなり、天武十四年紀ニ秋七月乙巳、初定明位以下進位以上之朝服色、浄位以上並著朱華、注に朱華、此云波泥孺、朱華ハ即郁李なり、都李、今俗にニハウメといふ小木なり、一種八重咲をニハサクラと云、これもとハ桜桃の名也、桜郁、一名朱桜、郁李と一類也、春のすゑより夏かけて葉をしき花を開く、そのはしめ莟めるハくれなゐの玉を偖にぬきたるゆうにていとにほひあり、露にうるひ雨うしほるゝ時は其紅艶頓にうつりけるものなり、郁李のハネズなることしるへし、さて唐棣は郁李にハあらす、棠棣の誤なるへししハ詩の幽風七月に六月食鬱及薁柯楷古義角部/二六七
人名
シーボルト
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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