薔薇科

日本語

｛ユ十六、朱書｝、粉米花｛（コヽメバナ）、朱筆｝、｛【花名集】、朱書｝、通用之木小手鞠によく似りて一重にして花白く、房にハあらす、ぱらりと付て見事也、小てまりハ一房なり、粉米花ハ末より元迄一重咲はらりと咲、スグカケハ千重ありて枝ろくになびかす／コヽメバナ、蛮名ワウゲントロース、ドヽニヨウス、江州伊吹山及冨士ノ裾野ニ多有リ、小木ニシテ茎細、枝至テ細ク対生シ、葉大二分許、鋸歯アリ、対生ス、枝梢ニ小花穂ヲナス、ドヽニヨウスニ目ノ薬ナルコトヲ云、ワウゲンハ目也、トロースハ薬也、一、熊野ニコヾメノキト云モノアリ、本条ト別也、コレモ小木、葉大七八分、橢ニシテ細鋸歯アリ、葉面ニ筋アリ、三四葉聚リ枝梢ニ互生ス、按説中イブキコヾメクサト混スルコトナキヤ、可検○ユキキナヂ？コヾメウツギニ非スヤ、（纂）／（纂）珍珠花【花鏡】、ユキヤナギ、山ヤナギ、高二三尺、多偃臥ス、石上ニ依ル、庭園ニ植ルモノ丈余ニ至ル、枝ヲ圧シテヨリ活ス、細枝叢生シ、葉ハ垂柳ニ似テ細小ナリ、二三月葉間ニ細小白花五弁単葉ニシテ数十簇ヲナシ、雪ノ如ク見ルニタヘタリ、花彙也、漳州府志ノ噴雪花ニ充、非ナリ、噴雪花ハ白丁花ニシテ前条ニ詳也、コ十六