桜譜
引用
『桜譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-07405)
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ID
M2005033016275422454
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
桜譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 048 桜譜
巻次
048-125
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
有大小、色有紅白、其花単弁者呼之山桜、歌人多詠之、蘭山翁以山桜為山桜桃、出于本草然当不未詳、凡桜樹生真弓山者至夥自西南至東北自頂至深谷、一種有木、高七八尺、其枝垂地、形如柳條者、其花重弁紅色可愛、俗呼志太礼佐久良、亦呼絲桜、今按往昔水戸桜町、桜樹甚蕃、因為地名、常山詠草高尾局詠桜花、其歌曰、玉乃緒乃長(ナカ)支多(タ)女之乃絲桜(イトサクラ)猶(ナヲ)以久春毛久里加恵(ヱ)之美牟、見于水戸地名考、久慈郡長谷寺絲桜木、高二三丈、四方分枝、形如蓋傘、此桜中大者而世所稀見也、一種花淡紅而攅簇数百、花形如鞠者呼天末里、左久良、俗誤呼天牟末里左久良、一種有二月開、淡紅花、花謝生新葉者呼之彼岸佐久良、一種有呼以奴左久良者葉似尋常者而花成穂、長三寸許、垂枝於葉間花謝結実、夏月紅熟、近時抹実為塩蔵、設于宴席者俗呼宇和美豆、一種有呼旌桜者常陸国誌曰、旌桜寺在久慈郡太田郷西三四里、院東有大桜樹、一根両株、大可蔽牛盤、旋方数十歩、三月開花、蘂裏有小鍼状、如旌与余国桜不同、土人相伝、堀河天皇世、源義家討奥賊凱旋、結営此地休息兵馬、義家用桜樹為旌竿掌旌者樹旌於地、及撤営帰去、掌旌者遺旌去、竿根入地生萌芽、明年三月開花、終為大桜樹、後人名曰旌桜、威公始建一小院、桜樹傍名曰旌桜寺、置一老髠守護掃除、桜樹心腐有大空洞、有虵盤蟄、長六七尺云、義公行実曰、元禄四年辛未公年六十四歳秋九月、創両鎮将祠堂於久慈郡旌桜寺、書主傍曰、遠孫光国奉祀伝福源頼義、義家、平奥賊凱旋駐、旌于此植桜表功蕃茂蟠屈、見存政章曰、貝原氏謂、桜無百年之寿、可謂誤矣
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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