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梅譜 食用

引用
『梅譜 食用』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-06729)
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ID
M2005033016144621127
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
梅譜 食用
別タイトル / 旧書名
Vol. 042 梅譜 食用
巻次
042-096
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
陽に遷りて再び其任を請ふ、林逋が踈影横斜水清浅暗香浮動月黄昏の詠、高啓が雪満山中高士臥月明林下美人来の句よく其形徳を言ふ者と云ふべし、今茲に癸未の春晴和歴歳になし、南窓既に二三枚の花を見る吾人の銕心石腸は広平の如しと云へとも、今にして之をとく、亦或吾人に頼せざる清新宛転の語あらんか、敢て作梅分業の説を記す、帝尭世を治むるや、兎は水土を平(たいらか)にし、益は火を掌(つかさど)り、棄は勧農を主とし、契は五教を敷く、神武位に即くや可美真手命、道臣命、禁運警衛を掌り、天日方奇日方命申食国政大夫為り、珍彦国造となる、太古既に分業の跡ある、如此之此法近世に至りて初て発明せられたる者にあらざる也、然れともアダムスミス氏が初て此法の利を精論せられてより天下よく之を争ふ者あるなく而(しか)も之を行ふて其利を実収せざる者あるなし、於此乎茎半寸小車十数に足らざる一小時辰機(とけい)を製造するに数百人各其事業とする所あり、長一寸茎半分、只だ少孔細尖を有する所の一小針を製造するに数十人各其専務とする所あるに至れり矣、只だそれ日本農家の如き能く分業の法を行へる者蓋し太甚た尠し、白穀千草、凡そ農産と云ふべき者にして大抵之を手にせざるなく、況んや一人にして家畜を養ひ且水産に従事する者あるに至る、其志の専らならさる、其業の進歩せさる、思ふに其理なきにあらざる也
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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