メインコンテンツに移動

鼠李科 鼠梨集説

引用
『鼠李科 鼠梨集説』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-04737)
記載例をコピー
CSV
ID
M2005033015364317206
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
鼠李科 鼠梨集説
別タイトル / 旧書名
Vol. 027 鼠李科 鼠梨集説
巻次
027-064
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
六七間ニ至ル、他木ト異リ、其実年々豊穣ニシテ、年切セズ、貧家多栽テ飢ヲ助ヘシ、●用薬須知曰、棗和名ナツメ、此種本邦処々ニ多シ、家園ウエテ可採用凡二三種アリ、朝鮮ナツメヲ上トス、形大ニシテ味甘シ、形小ニシテ肉薄味淡ナルモノハ下品也、●一本堂薬選曰、棗俗呼捺貲蔑(ナツメ)、又有称朝鮮棗者蒸乾者称為、大棗古人必与甘草生薑同用至乎、後世則雖、中華医人亦不心用況此邦近時、人多悪甘味故、処薬剤也、甘草概居三十分之一甘草巳如、是大棗絶無用者、予窃料想古之処斉也、大棗必居和調之一此乃当初唯是如斯従法所為耳不知無之亦無害則、今日悉去之剤薬固有効、則雖不用此物何害之有、●【詩経名物弁解】八月剥棗【幽風七月章】朱伝無註、△和名ナツメ夏初ニ萌芽ヲ出ス故ニ名ツク、多識編等ニ百益一損者、棗百損一益者、梨医氏目棗為百益紅棗為百損黄ト云ヘリ、何ノ謂ヲ知ラズ、ナツメノ種類多シ、典籍便覧ニ委シ、又元ノ柳貫折棗諸一冊アリ、棗ノ名目ヲ多載ス/○棗(ナツメ)【万葉名物考】ニ説少シアリ、{六十四/鼠李科、朱書}/棗、ナツメ、【東雅 巻十四】ニ説出/仲思棗、仙棗、△釈名志曰、北斉時仙人仲思得、此棗種之因為名、●志曰、仲思棗形如大棗、長二寸正紫色細文小核、味甘今亦少者、●時珍曰、案杜宝大業拾遺記云、随時信都郡献仲思棗、長四寸囲五寸肉肥核小有味勝於、青州棗、又名仙棗依之、観此則広志之西王棗穀城紫棗皆此類也/苦棗/一名蹶泄/●志良曰、苦棗処々有之、色青而小味苦不甚用人多不食、●【大和本草】、【用薬須知】、【一本堂薬選】共ニ仲思棗苦棗ヲノセズ/(ニワムメヒ、抹消)、八月剥棗【幽風七月章】朱伝無註、○棗木高二三丈、枝曲リテ瘤節アリ、其節刺及小枝ヲ分ツ、夏葉生ス、葉烏薬ニ似テ薄ク光沢アリ、五月小緑花ヲ発ス、花後実ヲ結フ、晩秋熟ス、小緑色(アヲシ)ニシテ、赤斑アリ、甜ノ微酸カ多ク核長クシテ、堅ク、両頭尖ル、赤褐色ナリ[ ]/(即大棗、和名朝鮮ナツメ、抹消)棗芽ヲ出スコト他木ヨリ遅ク、夏ニ入テ新葉始メテ出故ニナツメト訓ス、南棗(ナツメ)轆轤棗、羊矢棗(マルナツメ)、酸棗(サネブトナツメ)等ノ総名ナリ、単ニ棗ト称スレバ大棗ナリ、(十名洗棗、尓雅疏、実ノ形肥テ本大ニ末小ナリ、葉実共ニ南棗ヨリ大ナリ、漢種アリ、{賀来・鼠李科、朱書}/薁草部ヨリ移ベシ、棗即大棗、和名朝鮮ナツメ、一名洗棗/{六十四・鼠李科、朱書}
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
コンテンツ(画像等)のライセンス
メタデータのライセンス
コンテンツの利用について

関連アイテム