鼠李科 鼠梨集説
引用
『鼠李科 鼠梨集説』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-04736)
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ID
M2005033015364217204
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
鼠李科 鼠梨集説
別タイトル / 旧書名
Vol. 027 鼠李科 鼠梨集説
巻次
027-063
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
郷名、ナツメ、和名、奈豆女/棗、●別録曰、棗生河東平訳、●弘景曰世伝河東椅氏懸棗特異、今青州出者形大而、核細多膏甚甜、鬱州甚市者、亦好小不及耳江東監沂金城棗、形大而、虚少脂好者亦可用之、南棗大悪不堪啖、●頌曰、近北州郡皆出棗惟青州種特佳、晋州絳州者雖大而、不及青州肉厚也、江南出者堅燥火脂今園圃種蒔者甚多、美者有、水菱棗御棗之類皆不堪入薬蓋肌肉転虚故也、南郡人煮而、晒乾皮薄而、皺味更甘、於他棗謂之天蒸棗、亦不入薬案郭璞註爾雅云、壺棗大而、鋭猶壺瓠也、辺腰棗也、細腰今謂之轆轤棗椅、白棗也、子白乃熟洗大棗也、出河東椅氏県大如鶏卵遵羊棗也、実小紫黒俗名羊矢棗樲酸棗也、木小而、実酸還味稔棗也、其味短蹶泄苦棗也、其味苦晳無実棗也、●宗奭曰、大棗先青州次晋州皆可晒曝入薬益脾胃余者止可充食用耳青州人以棗去皮核焙乾為棗圏以為奇果有御棗甘美軽脆後、聚棗熟而、易生虫今人所謂撲落酥者是也、又有木棗先衆棗熟赤甘美微酸而、尖長二棗皆可噉不堪収曝、●時珍曰、棗木赤心有刺、四月生小葉尖觥光沢、五月開小花白色微青、南北皆有惟青晋所出者肥大、甘美入薬為良、其類甚繁、爾雅所載之外郭義恭広志有狗牙鶏心牛頭羊角獼猴細腰赤心三星駢白之名、又有大棗氐ー、桂ー、夕ー、灌ー、墟ー、蒸ー、白ー、丹ー、棠ー、及安邑信都諸棗縠穀城紫棗長二寸羊角棗長三寸密雲所出小棗脆潤核細味分甘美皆可充果食不堪入薬々々須用青州及晋地晒乾大棗為良案賈思魏斉民要術云、凡棗全赤時日日撼而、収曝則紅皺若半赤収者、肉末充満乾即色黄赤収者味亦、不佳食経作乾棗法須治浄地鋪菰箔之類承棗日晒夜露択去胖爛曝乾収之切而、晒乾者為棗脯煮熟搾出者為棗膏、亦曰、棗瓤蒸熱者為膠棗加以糖蜜拌蒸、則更甜以麻油葉同蒸則色更潤沢搗棗膠晒乾者為棗油、其法采紅軟乾棗入釜以水僅淹平煮沸漉出砂盆研細生布紋取汁塗盤上晒乾其形如油、以手摩刮為末収之毒以一匙投湯盌中酸甜味足即成美漿用米麨最止飢渇益脾胃也、廬諶祭法云、春祀用棗油即此、●大和本草曰、棗夏芽ヲ生スル故ニナツメト云、数品アリ、薬ニ用ルニハ大者良故、ニ大棗ト云、肉アツク潤アルヲ可用、七月紅ニ熟ル時、収テ日ニ曝シ、ヨク乾タル時、ヨク蒸熱シ、又非ニホシ壺ニ収テ為薬用、樹アリテ熱シタルヲ、逐日、追々取ベシ、一時トレハ未熱者多シ、天気ヨキ時トルベシ、雨久ケレハ朽ル、市ニウルハ未熟ノ者ヲトル故、性アシシ、是ヲ以テ宅中必棗ヲ可栽、自家ニテヨク熟セルヲ采ヘシ、生ナルヲ蒸セバクサル、△一種朝鮮棗、枝葉実味常ノ棗ニ同シ、実形茶器ノナツメト称スルモノニ似タリ、茶器名コレヲ用、△棗樹ノ根甚遠ク繁延ス、其根ノ至処ヨリ苗生ス、掘トリテ可植之、繁栄スルコト方
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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