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棟科

引用
『棟科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-04208)
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ID
M2005033015270716162
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
棟科
別タイトル / 旧書名
Vol. 023 棟科
巻次
023-036
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
楝、一名苦楝、実名金鈴子、郷名センダン、{和名阿布知、朱書}/●別録曰、楝実生荊山山谷/●弘景曰、処々有之俗人五月五日取葉佩之云、辟悪也/●恭曰此有雌雄両種雄者無子根赤有毒服之使人吐不能止時有歪死者、雌者有子根白微毒入薬当用雌者、●頌曰、楝実以蜀川者為佳木高丈余葉密如槐而、長三四月開花紅紫色芬香満庭実如弾丸生者熟香十二月采之根采無時、●時珍曰、楝長甚速三五年、即作椽其子正如円棗以川中之者為良王禎農書言鵷雛食其実応郡、風俗通言獬豸食其葉宗檀歳時記言蚊龍■楝故端午以葉包粽投江中祭屈原/●大和本草曰楝和名、アフチト云、近俗ニセンタント云フ、旃檀ニハ非ス、其子(ミ)ヲ苦楝子ト云、金鈴子トモ云、薬ニ用ユ、中華ニテ川(セン)ノ国ヨリ出ツヲ良トス、川楝子ト云、其葉倭方ニ用テ虫積霍ノ乱ノ薬トス、中華ノ方書ニハ未見此方タタ疝気陰嚢ニ入テ痛ムニ用ツコトヲ時珍云リ、△本邦古来罪人ヲ梟首スルニ此木ヲ用ルユヘニ、他材ニ不用罪人ノ首ヲ楝ノ木ニカケシコト源平盛衰記等ニ見ヘタリ/●用薬須知曰、苦楝子、和名アフチノ木、俗名ニ、センタント云有、甜苦(アマキニカキ)二種、苦キセンタンノ子ヲ用ベシ、案ルニ、本草綱目楝ノ丈ニ苦楝、金鈴子ヲ一処ニ出シテ、無弁詳ニ察スルニツネノセンダンノ実ハ味甘シ、タタ単名ノ楝実ナリ、苦楝ト云ハ、センタンノ一種ニ実円ニシテ不長味極メテ苦キモノアリ、今薬肆ニ大和(ヤマト)ダネト云モノ真ナリ、本草混合シテ無別今表明之/郊外村落等ニアリ、九州ニテハ仏堂墓地等ニ老樹アリ、亦人家ニモ栽ユ、囲ミ数尺ニ至ルモノアリ、落葉喬木ニシテ、幹上枝ヲ分チ、四旁ニ拡張シ、春新葉ヲ生ス、複数葉ニハ柄桷長サ二尺余、小柄椎四五対ヲ分チ、之ニ数小葉ヲ対生排列シ、其小葉ハ長楕円尖頭浅鋸縁二八長サ二寸余、或ハ三寸余ニ至ル、深緑色光沢アリ、夏月ハ鬱蒼トシテ蔭ヲ去、穀雨ノ後、新枝ノ本ノ葉腋ヨリ、複梗穂ヲ抽キ、萼五片、五弁、粉紫色ノ花繁リ着ク亦観ルブン弁ハ■状ニシテ、長十四分許、又中央ニ紫色ノ筒弁ヲ挺出シ、長サ三分許、粉縦逆
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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