棟科
引用
『棟科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-04202)
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ID
M2005033015270116150
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
棟科
別タイトル / 旧書名
Vol. 023 棟科
巻次
023-030
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
○楝(アフチ)、音錬歳時記云、凡一年中花信ノ風二十四番始于梅花終楝花曰、日本ノ俗作樗、或名曰、雲見草也、子以可洗表云云【下学集】/楝、一名欄【通雅】山楝子【常山集解】、楝樹子【緑礜附方】練実【外台秘要】、練木子【同上】楝樹果物【外科正宗】、石茱萸【薬性要略大全修治花落ノ子】川鈴子【医学入門】喝囉迦沙弥陀木【梵語】、蛮名、アサゲラク【荷蘭ウエイマン】処々人家ニ栽ユ、葉ハ鼠尾草ニ似テ光沢アリ、枚葉互生シ初夏葉間ヨリ長穂ヲ生シ、紫花ヲ開ク、大三四分後円実ヲ結フ、数顆下垂ス、熟スレハ黄色後白色トナル、又実ノ長ミアルモノアリ、味ヒ苦カラス、苦楝ニ非ス、真ノ苦楝ハ肥前長崎ニ生樹アリ、枝葉アウチト同シ、タタソノ実大ニシテ龍眼ノ如ク甚硬ク中ニ仁アリ、梨ノ仁ニ似タリ、黒色也、其肉味苦シ、薬用ニ入ヘシ、舶来川楝子ト同シ田村氏云、大和宇田郡松山町ノ産ハ大サ弾丸ノ如ク味苦シ、薬用ニ入ルヘシ、伊豆ノ新島ノ産ハ実ノ形少シ細長シ、生ナルトキハ味苦ク乾ケハ薄シト云々、コレ又楝ノ一種也、舶来ノ川楝子ハ大サ六七分モアリテ、味ヒ苦シ、和産其他産スルモノミナ甘味アリテ苦味ナシ、下品ナリ【岩崎ノ本草穿要説】/セ・二十一/セ・一/楝、アフチ、古名、ヲヲチトヨム、センダンキ雲見草、歌、大木ニ成冬葉ナシ、春新葉ヲ生ス、南天ノ葉ノ形ニテ、色浅ク、アラキ鋸歯アリ、葉ハ薄シ、四月ノ比枝ノ梢ニ花アリ、花ニ多クシテ、小サシ、五弁六分斗銭程ノ大サ一房ニイカイコト聚リ咲、薄紫色也、可愛唐テハ二十四番花信風ノ内ナリ、日本ニテハ形罰ニ用ル木故、人家ニ植ス、唐テ植レハ早ク成長スル故、女子生ルル時ハ是ヲ植、嫁入ノ時タンスヤ長持ニスル也、日本テ桐ヲ植ルト同シ、花ニ香気アリ、取テ干タキ物ニス、日本ノ焼ト少シ香気アリ、実味苦甘ノ別アリ、薬用ニハ苦ヲ用ユ、蜀ノ川州ハ味苦ク上品故、川楝子ト云、外テ作ルハ味苦クナシ、コレヲ土楝子ト云【医方筆記】、{【先醒斉筆記】、朱書}一通ノセンタンハ山楝子ト云、本草常山ノ集解ニ出、練木子【外台秘要】、楝樹子【回春】、{【緑礜附方】、朱書}涷子【同上】、水磨橄欖【輟耕録】、欄【通雅】、皆山楝子ノ一名也、唐カラ来ル沢山アリ、丸ク金柑ホドアリ、味苦シ、其川州テ作ル也、大サ六七分アリ、金鈴子ト云時ハ常ノ実、川楝子ト云ハ苦楝子ノ実也ト云、儒門事裏ニ説アリ、又大和種トアリ、状小ニシテ丸シ、薬店ニアリ、皆山楝子也、薬用ニナラス、本条一名仁棗【輟耕録】石茱萸【修治】川練子【輟耕録】、花名暁客【事物異名】、{棘樹果【外科正宗(朱書)】、{練実、朱書}【外台秘要】、川鈴子【医学入門】、川苦楝【医〔 〕正伝】、朱書}/楷、即黄楝作但与曲阜同然間有【交州府曹県志 四】黄楝ギンミイ
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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