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橙橘科 橘譜

引用
『橙橘科 橘譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-04011)
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ID
M2005033015233315774
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
橙橘科 橘譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 020 橙橘科 橘譜
巻次
020-125
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
同上、といへるものにて、近時或はこれをも朱欒なりといへとも、朱欒は原其色朱赤色なる物(もの)故、小方密之は朱欒乃別名とす【通雅】そのよしあしはしらねと、咬〓吧及ひ壺座保牟(サホン)の類の鵞黄色なる物よりは、朱欒は即朱赤色の物其名義には近ふるへし、或云西土にて朱欒と称するもの数種、橘録花鏡汝南圃史等のする所各おなしからす、されと華夷華木【鳥獣珍説】考小朱欒枝條多刺花如蓮子掇其英芳馥清冽異常実大如政皮厚赤酸麁不可食伹其樹可接柑橘をいへるは、蓋し今のたいたいなるへしといへり、これまた一説なり、今按にたいたいの一種に、其色極て嬀紅にして、頗る朱橘のことき物あり、此種大和本草にもみえたり、華夷花木【鳥獣珍説】考にいはゆる朱欒は、蓋しこれなるへし、扨つほしやほんも其皮膜甚厚くして色潔白なり、その蔕附の小さき所は白膜のみにして、甚大なる所に瓤あり、色黄にして味酸き事全く尋常のものにおなし、凡四国、九州には此物種類一つならすといへと、関東には尋常のものといへとも甚た稀なり、今、外櫻田、阿部駿河守庭中に此樹一株ありて年ことに実を結ふといへり、大和本草云、本草ニ朱欒ハ柚ノ釈名ニ載テ別ニ條不立橘譜曰朱欒顆円実皮麤弁堅味酸悪不可食其大有至尺三四寸囲者摘之置凡案間久則其
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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