橙橘科 橘譜
引用
『橙橘科 橘譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-04010)
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ID
M2005033015233215772
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
橙橘科 橘譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 020 橙橘科 橘譜
巻次
020-124
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
五弁の白花を開き黄蘂芳香なり、其蘂中青実を結ひ、日を逐て長成し、冬に至りて、黄熟す、方言これを咬〓吧といふ、此樹は今よりは十余年も以前に、其国香取の市に於て、代々の樹の接成せしを求るとて、却て此物を得たりといふ、其家実を採て、全形のままを味噌に蔵し、貯置て以て酒肴に倶するとそ、又紀伊国の方言に佐牟寿(サンス)といふもの有、其顆肌粗にして、鵞黄色なる事全く前條とおなし、凡此ものを啖ふ時は、終身中気を患ふる事なきよし、その国の人いへり、予園中嘗て此核を播して、苗を生し、高さ一尺五寸許のものあり、其葉また前條と一様なりといへとも、これは両断欠刻殊に深くして、枝葉の間に針刺あるを異とす、されと此類あるひは、その樹嫩なる時は、刺を生し長成する時は絶て刺なきもの、またあれは佐牟寿(サンス)は全く咬〓吧と同物なるへし、一種ツホサホン、一名咬〓吧蜜柑といふものあり、これは顆の形前条よりは、やや長く上大下小にして、其状頗る壺の如くなれは、その名を命せしなり、これは時珍のいはゆる壺柑、本草網目あるひは〓柚
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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