橙橘科 橘譜一
引用
『橙橘科 橘譜一』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-03531)
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ID
M2005033015142214823
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
橙橘科 橘譜一
別タイトル / 旧書名
Vol. 016 橙橘科 橘譜一
巻次
016-086
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
橘、和名カウジ、香果【日本記】、橘ヲタチハナト訓スルハ桂ヲカツラト(ヲ、訂正)訓スルノ類也、タチバナハ本条ノ一種ニテ漢名猴橘【八閩通志】、カウシニ似テ小ニ上ノ方クボミアリ、皮薄シ、橘ハカウジト訓スヘシ、実形ミカンニ似テ皮薄ク皺細カク光リアリ、上品ヲ百カウジト云、遠州白和村ヨリ出ス、白ハ地名ヲ略シ冠ラシムル也、集解ノ包橘ニ充ツヘシ、唐ニハ種類多シ故ニ橘譜ヲ引テ解ス、薬用ノ青皮、陳皮共ニ本条ノ皮ヲ用フル也、今柑皮ヲ用フ悪シク柑ノ条ニモ詳ニ弁ス、能別レタルコト也、本条一名湖人天人【事物異名】、橘類ノ総称也、洞庭佳味、【輟耕録】、以下皆本条之一名也、洞庭霜【書言故事】、洞庭仙子【事物異名】、黄金丸【蔬果争歌】、霜朱【行厨集】、青露【名物亦言】、譲木【璘幾新志】、黄橘皮一名貴老【輟耕録】、青橘皮一名則骨香【同上】、{江西人 亀協従、朱書}/○寛政五年ノ頃盆栽ノ橘盛ニ流行セリ、橘品論ト云ル書ニ出ス、己ニ縮緬ニテイサハノモノ三十円ノモノアリ、尚上品モアリシカ/かうじ、柑子也、続日本紀に甘子と見へたり、生霊集に大柑子、小柑子あり、大柑子は今の蜜柑也、三代実録に太宰府の例貢といへり、○春盤に用うるは好事の音をかれり、○好事不出門悪事伝千里の語は事文類聚に見ゆ、○後撰集に父母伝りける人のむすめにしのひてかよひ伝けるをききつけてかうしせられ伝りけるなと見へたるは勘事の青にや拾遺集にかんじとも見へたり{【和訓栞 六】、朱書}/はなからし、花柑子也、夫木集慈鎮和尚、この頃はいせはしる人者つれて便り色あるはなからしけれ【国史草木昆虫攷 巻之六】
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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