菩提樹科

日本語

ホルトノキ／案ニ「ホソハ」ヲホルトノキニ充シハ、長崎、梅ヶ崎ニ大樹アリ、土人ホルトノキト云伝フ、其他人家ニモアリニテ、梅ヶ崎ニテ実ヲ拾ヒ（帰アリ、抹消）テ、我尾ニ携ヘ帰リ、園中ニ下スニ、多ク萌セリ等 、ホナルノトキ、寒気ニテ皆枯レタリ、只一株ヲ残セリ、一年花ヲ生スルコトモアリ、此柏紀州、ミカン籠ノキニシキテアリ、勢州等海辺諸国ニ産ス、又、印度押葉ノ中ニモコノ一種アリコトト云、西人ニ此柏ヲ問フニ、ト云シ也、ホルトノ油ノ出ルハ、「オレア」ニシテ別ナリ／○【草木育種後編】、胆八樹（ふとは）、八丈島にて、細葉のきといふの也、俗に、ホルトガルと云、九州、房州、豆州にあり、下略