菩提樹科
引用
『菩提樹科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-03114)
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ID
M2005033015064213984
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
菩提樹科
別タイトル / 旧書名
Vol. 011 菩提樹科
巻次
011-041
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
莢迷、一名撃迷、契光/●恭曰莢迷葉似、木槿及楡、作小樹、其子如号溲雨々、相対而、色赤味甘陸機、詩号云、檀楡之類也、所在山谷有之/●蔵器曰、生北土山林中皮堪為索/●大和本草曰、和品ヘラノ木、葉ハ椋ノ木桑及、木槿ニ似タリ、長セントスル時、早ク其株ヲ切レバ、一根ヨリ多叢生ス、小ナル時、不切一株長スレハ、大木トナル、榿ノ木ノ叢生アリ、喬木アルカ如シ、其皮ヲ剥テ麻ヲ製スル如ニシテ縄トス、農夫是ヲ以テ、馬具ニ作ル、又農夫皮以テ腰簑ニツクル、又此ヲ以テ、ムシロヲ織糸トス、本草、喬木類ニ莢迷アリ、葉似木槿、小樹皮堰為索(ナハ)トイヘリ、疑ラクハ、是ナルベシ、葉ノ間ヨリ、菩提子ノ如ナル薄葉生シテ、其薄キ葉ノ半ヨリ、実ナルコト恰如、菩提子奇物ナリ、其薄葉及実形如是/●用薬須和、一本堂薬選ニコレヲノセズ/しなのき、科の木也、古へにいふ所の栲(タク)是也、其皮のしなしなしたるをもて、名つる成へし、葉は菩提樹に似て冬木す、栲似楮白色とあるをもて、此字をたくと訓し、其皮を剥て木綿等造り、又衣衾ともなし紙にも用いし成へし、されは神鳳抄、信濃国に、麻続ノ御厨あり、信濃山中に、級布、藤布、太布なとと出せり、神楽歌にも、ゆふ造るしなのの原と見え、太平記に棟木を上けんとて、掐巻の綱に、信濃皮むき千束入へしと、番匠粗色を出せりと見えたり、諏訪神社の御装束及鎧のおどし、馬のかざり、船の綱なとにも用う、椑の字をよめるは心得かたし【和訓栞中編十】/○しなぶくろ、信濃国に級の木の皮を織て袋とす、伊原山中に出すとす【和訓栞中編十】
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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