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梧桐科

引用
『梧桐科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-03007)
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ID
M2005033015043713778
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
梧桐科
別タイトル / 旧書名
Vol. 010 梧桐科
巻次
010-039
本文言語
日本語
内容注記
日付、年代: 明治14年4月1日 1881, 西暦(キー年代): 1881
翻刻・翻訳
田中説、明治十四年四月一日、梧桐ノ功用偒其知支那北京ニテ頭髪ノ収ムルニ用ル梧桐ノ施屑一枚ヲ示シテ曰ク是ハ該地ニテ髪ヲ収ムル為メ水ニ浸シ置ハ粘液ヲ出ス、之ヲ以テ髪ヲ収ム猶我邦人ノビナンカツラヲ用ユルト一般ナリト又曰ク其皮ノ繊維清白強靱ナレババ用ヒテ白紙ヲ製ス、支那ノ白紙等多ク梧桐皮ヲ以テ製造スル也、又其実ヨリ搾リタル油ハ粘稠ナリ、夫ヲ以テ製スル、紙ハ即チ桐油紙也、我邦ニテ油紙ヲ桐油ト云、按ニアブラキリノ〔   〕、是ヨリ■ニ来ルカ、{桐油ノキリハアブラギリ也、朱書}又此桐油ヲ以テ板塀ヲ腐敗セス、年々塗レハ内部縦令腐ルモ外部ハ依然タリト又実ハ焙リテ食ス、亦美味也、按ニ本邦ニテハ梧桐ヲハ庭木ニ用ヒ、其幹ノ緑色ナルト其葉ノ美観ナルト賞スル為メ又人種在ニ称用サルノ外ハ其ヲ功用ヲ知ル人少シ、尤近頃ハ繊維ニ着目シテ前会ニモ出品アルニ至ハ然トモ未タ広用ヲナスニ至ラズ、又実ヲ食スルコトヲ知ルニミ、余ガ経験ニ因レバ行樹ニ最モ通スルナラン、又材モ白瑛ノ美麗ナレバ所用スヘキモノ也、小野職愨云、若き枝ヲ切リ水ニ浸シ置ハ粘液ヲ出ツ、之ヲ以テ頭髪ヲ収ムル人アリト
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
備考
「伊藤圭介」の朱印
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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