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錦葵科

引用
『錦葵科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-02827)
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ID
M2005033015011213439
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
錦葵科
別タイトル / 旧書名
Vol. 008 錦葵科
巻次
008-056
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
問万葉集乃朝顔といふものは如何、答万葉集の歌に、朝かほは朝露をふて咲といへとゆふ影にこそ咲まさりけりといふにて今の朝顔にあたらさる事しるべし、又山上臣憶良(ヲミヲクラ)か秋野の花を詠ぜし、七種の花のうちにもあさがほあれど是も今の朝顔にはあらす、されは槿、蕣の二字を歌俳ともにあさがほと訓し用ゆれども今の牽牛子の朝顔にはあらず、本草に朝開暮落花といふて木槿の事也、今は通してもくげ、むくげと云、木槿の転語なり、奥羽州にては今も木あさかほと云所ありとなむいへり、ふるき名の残りたる也、又槿のあさかほは木槿也、蕣のあさかほは牽牛子也といふ人あれと本草に暗らきゆへの事なり、蕣も槿も一物なり、時珍か釈名に委しけれは見るべし、草に従ひし文字故杜撰(ヴザン)の事をいふなり、和漢ともに草木鳥獣虫魚人ともに草々いふ事通称也、されは本草と云て皆篭れるにて知るへし、古事記、旧事記などに民人を蒼生と書てあをひとぐさと読来れるにても知るべし、茱茰(シュユ)茗茶の類木にして草にしたがふ、桔梗は草にして木に従ふ、推(ヲシ)てしるべし、又朝顔といふに草木虫の三種あり、吾か著す所の朝顔の弁に委しければ爰に略す、槿、蕣の文字いにしへのあさかほにして木槿の事也と心得べし、今の牽牛子のあさかほに用ゆへからす【俳偕多識編】/ムクゲ/むくけ、医千、槿、ムクケ、伊字、秏、ムクケノキ、和伝、木槿、ムクケ{【動植名井】、朱書}/きはちす、和、蕣、木波知須、大、支波知寸乃美、和伝、葫蘆巴、支波知須、日本木筆用之{【動植名井】、朱書}
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
コンテンツ(画像等)のライセンス
メタデータのライセンス
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