山茶科　茶梅譜

日本語

山茶花（さざんくわ）、土、野土赤土等分はいこやし【通賢花壇抄】、植様、高き地めんに、しめり地わろし、植かへ時五六月ころよくつき時さしき時、つばきと同し、肥は寒中、根まはりへそそぐべし／鶏子、桃色にて三四重花びら長く、花びらの間さらりとすきてれんげ咲なり／乱紅、赤色すはうの如にて白くかすりあり、かのこのやうにちりめんしぼりあり／玉さき、白三重本紅にとひ入あり、つつしべなり／行幸、上に紅ひとへ風車の如白きさらさあり／八朔、白ひとへはやさき／乱拍子、紅又白く星あり、平花大わんなり／春日野、白八重大わん、花かたくべにとび入有、つやよし／通鹿子、紅八重白にて、さらさあり／初春、白八重、赤にてかすりあり／大もみぢ、白八重、大わん、べに、とび入あり、つやよし／一休、赤八重、中わん白にて星とびあり／あまか崎、白五六重中輪少しとも有、紅にてかすり色々有、つつしべ也／はや船、赤千重、中わん花ひらとがり、めいめいにしろ、かすりあり、立田川、薄色八重、紅にて少しとび入あり、金水引、紅にて白星とひ入あり、中わん／山桜、白千重、中わん、菊花のごとし／白関専、白中わん、花の中に赤にてけしの如くもり上け有／横川、白八重、大わん、赤とび入、半分さきわけ／一重松風、白一重、中輪よきべに色にてとび入有／以上【花名地錦抄】