新古今和歌集切

新古今、巻１０、９６６～９６８、８９５。８行。「なか月のころはつせにまうてける道にてよみ／侍ける　　禅性法師／はつせ山夕こえくれて宿とへはみはのひはらに秋風そふく／旅歌とてよめる　　藤原秀能／さらぬたに秋の旅ねはかなしきに松にふくなりとこの山風／摂政太政大臣家歌合に秋旅といふことを／藤原定家朝臣／色ふかくそめたる旅のかり衣かへらんまての形見ともみよ」。