雑纂

Japanese

忍冬、すいかつら【本草和名】、すいすいかつら〈播州〉、ほさつかつら、ヘリクラメス、荷蘭、［岩崎］旧蔓年を経て枯す、木上に蔓延す、春月葉を生す、小連翹をときりさらに似て深緑色対生す、根上の嫩葉ハ菊の葉に似たり、初夏葉の間に花あり、二弁、初白色、後黄色に変す、故に金銀花の名あり、味ひ甘し、一種紅花の物あり、初紅色、後黄色となる／一種、肥後の産ハ蔓をなさす、葉大にして厚く、茎に毛茸あり、花も亦大なり、これを又花戸にて唐忍冬、朝鮮忍冬とも云、以上三種、実一蔕二子連生す、南燭子の大さ、熟して黒色なり／○金銀花、藤本蔓生、葉円長、花四弁一弁超起如豆、花鬚五■簇出、弁末一本上、有黄白二色入蘂、【小山画譜　巻上】十八丁