松柏科　柏譜

Vol. 130 松柏科　柏譜

伊藤圭介

Japanese

○檜をひともひのきともいふ、火を出す木なりといへり、本草に据ハ檜ハいぶき成へしともいへり、癸辛雑識にいふ新羅松、一名羅木なるものといへと、羅木ハ日向松なるへし、又唐ひのきあり、山ひのきあり、葉こもれり、｛【和訓栞】、朱書｝／｛材木ヤノ記ナレトモヒノキヲ云ナラン、朱書｝｛【博覧会節】、朱書｝○材木見本十五種｛ノ内、朱書｝東京ノ稲附村材木職、｛材木ヤノ記ナレドモヒノキヲ云ナラン、博覧会節、朱書｝柏専ラ板、柱、土台、角トナシ、水ニ浸シ、或ハ落シ用ウル、切断シテ土ニ扞挿ス、活ス、按雨ノ節ヲ佳トス、三年メニ植替ヲナス、卅年ナルヲ伐木シ五寸角ヲトル、五十年ノ者凡目通リ三尺許ニナル／｛ヒ十二？、朱書｝／玉散シ造リ｛チヤボヒバツクリ方、カタマラザル也、我家園ノ状即是、朱書｝、玉造リ｛此方カタマレリ、〈東京花戸〉、朱書｝、／ヒ十二

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