殼斗科　枹譜

Japanese

そだミ、しだみ、そだめ、なら槇也、実をそたミ、しだミと云、尾州乃そだの木也、そだ槇とも云、どんぐり槇に似て葉ちさし、巾一寸余、長三四寸、実（図あり）形如此、肉黒、味苦し、人食、ならまきに大小二種有、大ハ葉巾二寸余、長五六寸、厚■、堅く木柿色也。小ハ栗乃葉ほと、有大小ともに大木有、葉形ハどんぐり槇のことく○宮都にて云なら槇、大小有、小はこなら槇也、実生るをしだミと云、実不生をならまき、こならまきと云と云り、按にこなら槇ハ子不生（コナラズ）槇■○御下タス樹ノ御中間が云、御茶屋ノ桂に用タルハクヌギ也、木目荒シ、ソダメハ同シヤウニテ木目アラカラズウツクシ、クヌギノ実ハ大ク長シ、ソタメノ実ハクヌキノ実ノ半分等にアリ、クヌギノ柱ハ生木ヲ用レハ芽ヲ出ス、床柱ニ用、不重キコトカシノ木ノ如シ／左ニ記ナラノ木ノ重テ可用、此図ハ小異アリ／【木曽草木名寄】

ブナ目ブナ科