殼斗科　槲譜

Vol. 114 殼斗科　槲譜

伊藤圭介

Japanese

ヱドカシワ／｛カ廿三、朱書｝｛【蝦夷草木志料】、朱書｝○ヘロ、ホロヘソ、カシハ【延喜式】、ナラ、槲【本草】、按にカシハト称（いひ）しもの多し、古語に木葉をカシハといふ、延喜式また柏をもカシハと云、貞観儀式に弓弦葉を酒カシハといふ、後拾遺集に楢の葉カシハあり、順抄に厚朴をホヽカシハといふ、江家次第に本カシハあり、万葉集に児手カシハ、アラカシハあり、仁徳紀の御綱葉を式に御綱カシハといふ、いにしへハ木葉に食物を盛をつねとセしゆへにかしいひを藉く葉といふ葉にてカシハとはいひしといへり、万葉集の歌に家にあれは笥にもるものを草まくら旅にしあれはしゐの葉にもるとよめり、北史異国伝にも俗盤爼なし、藉に槲葉をもてすとミへたり、尚詳に賞て記する所の楳堂偶筆中に諸家の説を抄集す

ブナ目ブナ科

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470.3-I-114(133)