胡桃科

Japanese

山果鉤／真ノ胡桃ハ韓種ニシテ世ニ少シ、葉オニグルミヨリ長大ニシテ、核モ亦大ナリ、一寸余ニシテ皺多シ、故ニ仁モ大ニシテ岐多シ、本邦ニ多ク栽ルモノハオニクルミナリ／胡桃、方言ボタクルミ、岩代国伊沼郡山村平地、実蒔ニブ実ハ殻ノ侭土中ニ埋メ置キ、腐リタル時水ニテ洗ヒ、殻ヲ去リ日ニ乾シ蓄フ、実ハ食用ニ供シ、葉、青皮、木皮ハ烹テ茶染ノ下地トナシ、外皮ハ黒焼ニシテ鼠染ノ下地トス、売代金五円、｛【十年博覧会解説】、朱書｝／胡桃、クルミ、【東雅　巻十四】ニ説出／河利襪状胡桃、此実ハ米国上ルイジヤナ洲ニ産スル胡桃ノ実ニシテ、此地ニ住スル仏人ハ此樹ヲ「バカニール」、其実ハ「バカネト」称ス、此名ニ由リ米人ハ之ヲ「パカナツト」ト称ス、学名之ヲ、此樹ハ寒冷ノ湿地ニ自生ス、米国「オハヨ」河ノ右岸「カンバーラント」河対岸ノ所ニ八百エークルノ沼地アリ、全地

「伊藤圭介」の朱印