樟科　桂譜

Japanese

薬店デアヤマツテコレヲバ官桂ト云ナリ、本経逢原曰、箘桂俗名官桂ト云カラデモ俗ハ云ナリ、巖桂イマノモク生ナリ、ダモクゼイコノルイニアルコトナシ、品ルイ多、春花サクヲ春桂ト云也【物理少識】、四季ニヒラクヲ四季桂ト云、毎月サクヲ月桂ト云ナリ、花赤ヲ丹桂ト云ナリ、一名紅桂ト云ナリ【汝南圃史】、惣名巖山圭木【事物紺珠】、山友【同上】、仙友【典籍便覧】、仙客【同上】、花仙【事物異名】、状元花【名物法言】、天闕清香【同上】、七里香【閩書南山志】、鳳尾【同上】、天香【尺牘双魚】、九里香／肉桂｛（ニツケイ）、朱書｝、高木、葉は紫の花によく似たりて光り有て冬もあり、花は見るに足らす、実あらすして唐よりは此種を持来る有、葉と木に味辛らく、香有て台に植て優あり、桂心｛（ケイシン）、朱書｝、高木、皮木目ありて葉ハ■の葉の厚くなる如く肉桂とは異也、花白クシテ実黒ク少し有、香味ありて大木となる、台にも植てよき也／｛ニ六、朱書｝／肉桂、薩州河内ヨリ出、｛【日本名産シ】、朱書｝／｛ニ六、朱書｝