石南科

Vol. 075 石南科

伊藤圭介

Japanese

えを、よりて按ふより、古人を■木を茵芋と誤り認めし■しよりや、茵芋も本草綱目より毒草此部より収めしれをおもひ■のひとるとのならんの楢識者の續攷を竢つ、萬葉集中尓出る馬酔木の歌ハ左此如し、礒此うへより生ふ日馬酔木（ツヽシ）を乎をらめと見ふへき君のありといはなくに、巻二朱鳥二年春歌、くちなし■草香の山を夕くれより吾こえくれむ山もせよりさける馬酔木（ツヽシ）のよりくのハ奴の君をいつしり徃てそや見む、巻八春雜歌中長歌、■はつなく吉野此河の瀧のうへ此馬酔木（ツヽシ）の花をおくに■もなき、巻十春雜歌／■のせこより吾こふらくハ奥山の馬酔木（ツヽシ）此花のいま盛なり、巻十春相聞、春山の馬酔木（ツヽシ）の花のふく■らぬ君よりハし恵やよりセぬもよし、巻十、三諸ハ人のもる山本へハ馬酔木（ツヽシ）花咲（サキ）末へハ椿花咲（サク）うらくハし山をなく子もる山、巻十三

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470.3-I-75(93)

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